【KEPPLE】アフリカでVCスタート!? 多才プレイヤーの経歴を大紹介!|スタートアップ投資TV

◯神先 孝裕 ケップルキャピタル 代表パートナー
株式会社ケップルHP▶︎ https://kepple.co.jp/ 
株式会社ケップルキャピタルHP▶https://kepplecp.co.jp/
Twitter▶︎   / kanzaki_kepple  
2009年、公認会計士試験合格後、あずさ監査法人に入所。2013年にケップル会計事務所を創業。2015年に株式会社ケップルを設立。未上場株式管理SaaS「FUNDBOARD」の開発を開始、その後日経新聞と資本提携し、スタートアップデータベース「KEPPLE DB」を共同開発。2018年には、ケップルアフリカベンチャーズを設立し、現地で投資を開始。2020年は世界のVCの中で最もアフリカで投資を行ったVCとして各メディアで取り上げられる。「イノベーションを促進するグローバルプラットフォームとなる」というビジョンの実現に向けて、グローバルでスタートアップと投資家への支援の輪を拡大させるべく、日々事業に向き合う。

◯堂前 泰志 ケップルキャピタル パートナー
株式会社ケップルHP▶︎ https://kepple.co.jp/  
株式会社ケップルキャピタルHP▶https://kepplecp.co.jp/
Facebook▶︎  / dozenyasushi  
2002年、新卒で日本アジア投資株式会社に入社し、ベンチャーキャピタリストとしてのキャリアをスタート。その後、ITベンチャーでの経営企画業務·新規事業立ち上げなどの経験を経て、2013年より三菱UFJキャピタル株式会社にて、ベンチャーキャピタリストとして活動を再開。主にFintech·AIセクターを中心としたスタートアップへの投資を担当し、8年間で4社の投資先がIPOを実現。Forbes JAPANが発表した2021年版「日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキング」第7位にランクイン。 スタートアップエコシステムのさらなる発展への貢献を目指し、2021年10月にケップルへ参画。ケップルリクイディティファンドのファンドマネージャーに着任。

26歳で開業、スタートアップ特化の会計事務所という選択

石橋:
はい、皆さんこんにちは。スタートアップ投資TV、Gazelle Capitalの石橋です。

今回は、直近にリリースされました、株式会社ケップルキャピタルの代表パートナーの神先さんとパートナーの堂前さんに来ていただいております。

改めて、お2人ともよろしくお願いいたします。

堂前:
お願いします。

神先:
よろしくお願いします。

石橋:
僕自身、前職のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)のクルーズベンチャーズ株式会社時代から、ケップルさんの神先さんとはお付き合いがあったのですが、こういう形で競合とまでは言いませんが、ベンチャーキャピタル(VC)を国内で始めるというのは、ぐるっと回って面白い縁だなと思っています。

改めて今日は、神先さんとは僕自身もお付き合いが深い一方で、堂前さんとは初めましてではありますので、そもそもお2人がどういう経緯で出会い、このケップルキャプタルを始めていらっしゃるのかもそうですし、改めて神先さんのことを、皆さんにもっと知っていただければなと思っておりますので、まずは自己紹介的なところからお願いできればと思います。

神先さんについては、新卒から話をするとさすがに長いのかなと思うので、会計事務所を始めた前後ぐらいからでいうと、どういう背景からどういうことをやっていたのかを簡単にお話いただいても大丈夫ですか?

神先:
改めまして、ケップルキャプタルの神先と申します。

元々、公認会計士だったので、有限責任あずさ監査法人で監査を3年やっていて、その後スタートアップ企業に特化をした会計事務所という形で自分の事務所を立ち上げたというのが2013年。

石橋:
約10年前ぐらいですね。

神先:
8〜9年前ですね。そこで今で言うイーストベンチャーズ株式会社さんとかスカイランドベンチャーズ株式会社さん、あとインキュベイトファンド株式会社さんとすごく仲良くさせていただいて、当時26歳とかだったので、ファイナンスとか全然知らない状態だったんですけど、いろいろ教わりながら学びまして。

当時は若い税理士の会計事務所がなかったので、いろいろなスタートアップ企業の契約をいただくことができて、成長できました。

そこで結構ネットワークはできたんですけど、なかなか労働集約の会計事務所というところに難しさを感じていて、日々学びながら事業を拡大していきました。

石橋:
いわゆる会計事務所さんは、スタートアップの方々にそこまでフォーカスしているのは珍しいんですか?

神先:
当時は全然いなかったですね。今でこそ結構いるじゃないですか。僕が開業した頃は「ベンチャー企業」とか言われていた時代で、今は「スタートアップ」という名前が主流ですが。

石橋:
要はその頃からVCさんと連携しながらというところだったんですね。

神先:
いわゆる資本政策表を下さいと言われたんですけど、「それってなんですか?」みたいな。Excelのテンプレートを渡すみたいな時代ですよね。それを税理士としてできるという人がほとんどいなくて、僕がシードラウンドをやる時はセットアップを無償でしてあげていました。

ファーストキャリアはVC、20年超のキャリアを持つ堂前氏

石橋:
堂前さんにも元々のファーストキャリアというか、どういうところからVC業界に入ってきているのかきっかけを教えていただければと思うんですけれども、お願いしてもよろしいでしょうか?

堂前:
改めて堂前と申します。よろしくお願いします。

僕は、2002年に新卒で日本アジア投資株式会社というVC会社に入りまして、ファーストキャリアはVCです。

そこに8年ぐらいいて、大阪と東京で投資活動をしていまして、その後に1回会社を出て、当時の言葉でいうところのITベンチャーで経営企画、上場準備を3年ぐらいやって、その後で2013年に前職の三菱UFJキャピタル株式会社に移りました。

石橋:
なぜ、そのタイミングで銀行系のCVCに?元々でいうと独立系といえばいいですかね?

上場もされていらっしゃる日本アジア投資さんというところにいらっしゃった中で、なぜ銀行系に戻られたんですか?

堂前:
どっちかというとVC業界に戻ろう、ですね。銀行系を選んだというより、VC業界に戻ろうがテーマでしたね。

石橋:
ちなみに前職の三菱UFJキャピタルさんでは、どのぐらいキャピタリストとしては活動されていらっしゃったんですか?

堂前:
8年半ですね。2013~2021年まで。

時価総額14億円が2,000億円に、Forbesランキング7位の実績

石橋:
三菱UFJキャピタルさんの中ではどういうところに投資をしているケースが多かったですか?

堂前:
トラックレコードと言っていいのは、株式会社JTOWERという会社。Bラウンド時価総額14億円ぐらいの時に投資をして、新規株式公開(IPO)した時は600億円。ピーク時は2,000億円ぐらい。

石橋:
2,000億円までいったんですね。

堂前:
いってましたね。

神先:
Forbesのランキングで7位にランクインしてましたね。

堂前:
あとはFinTechの会社が銀行系という背景もあるので、銀行系として特徴を出せるところはFinTechだろうということで、5年くらいFinTechの投資はいくつかラウンドリードをしたりとかやっていましたね。

石橋:
なるほどですね。

会計事務所売却、アフリカでのVC投資、そして日本でのファンド組成へ

石橋:
神先さんのお話に戻っていければと思うんですけど、先ほどスタートアップに特化した会計事務所から独立をされて始まっていったというのが26歳ぐらいの話だと思うんですけど、まだステップとしては堂前さんと噛み合ってこない、クライアントが一緒だったのかなぐらいはあり得るかなと思うんですけど。

次のステップというか、今のケップルキャピタルというところに至るまで、ケップルさんがあると思うんですけど、ここは会計事務所ではないですもんね?

神先:
そうですね。会計事務所は実は2021年に日本最大の税理士法人の辻󠄀・本郷 税理士法人さんにM&Aで売却をさせていただきました。

今は国内で投資家さん向けのSaaSとかスタートアップのデータベースの運営をしています。

並行して、実はアフリカでVCを2018年から始めていまして、そこから私自身の投資家のキャリアが改めてスタートしました。それまで個人で投資をしていたのですけどね。そこで今100社ぐらいに投資をしています。

石橋:
アフリカのファンドですよね?

神先:
そうですね。それで結構リミテッドパートナー(LP)さんとかいろいろな繋がりができまして、そういったご縁もあって、「日本でファンドをやらないのか?」という話だったりとか、うちのユーザーさんから「CVCをやりたいんだけど、ケップルさんできませんか?」という相談がすごく増えまして。

それでケップルキャピタルを設立して、我々もこのスタートアップのマーケットを拡大していくことに直接的に貢献していこうというのを決めたというのが背景になります。そういう意味ではユーザーさんから背中を押していただいてスタートしたという形かなと思います。

石橋:
M&Aでの売却も経験していらっしゃるし、アフリカでファンドもしてるし、シリアルと言っていいのか何なのかよく分からないみたいな状態で、今本体のケップルさんの事業もありつつ、ケップルキャピタルが始まったという感じなんですね。

神先:
そうです。完全子会社で投資事業が新しく始まったという形です。

石橋:
ありがとうございます。

投資担当者から一転、グループ会社化という異例の展開

石橋:
多分視聴者の皆さんもそれぞれ調べていただけるとすごく肉厚な情報が出てくると思うので、ぜひ概要欄にそれぞれのURL等も記載はさせていただきますので、気になる方はそれぞれ見ていただければと思います。

改めて気になってくるのがお2人の出会いというか、堂前さんでいうとファーストキャリアもVCから始まって、1回事業会社さんに入られていると思うんですけれども、ある意味ここのタイミングで前職の銀行系CVCを退職されて、ケップルさんのところで新しくVC作っていこうというのは、そもそも出会いはどんなところからだったんですか?

堂前:
出会いは、およそ1年前ですね。あるケップルの既存株主かつ僕の投資担当をしていた会社の社長さんからご紹介があって、「ケップルで増資をするので検討しませんか?」と言われたのが始まりです。

石橋:
元々は前職の投資検討担当者として、起業家の神先さんと知り合うみたいな感じだったんですね。

なぜ担当者がグループ入りしてるのかというのが素朴な疑問なんですけど、もちろん意気投合はしたと思うんですけど、どういう流れからこういう形になっていったんでしょうか?

堂前:
やっぱりスタートアップエコシステムにどう貢献できるかみたいな、ケップルのコーポレートミッションにすごく共感するところで。

僕自身もそこに育てられたものですから、そこに40歳を過ぎて、どういうことを還元できるかみたいなテーマで考える時に、三菱UFJキャピタルもすごく良いところではあるけれども、ここは場所を移すべきだろうという判断だったというのは個人的なところですね。

石橋:
神先さんからすると、その時はもちろん株式会社ケップルさんのファイナンスをしている最中じゃないですか。どういう流れで「一緒にやろうよ」みたいな話になるんですか?

神先:
細かくは覚えていないんですけど、あまりにトントン拍子というか、すごくパーソナルな部分での相性も良かったんでしょうけれども、本当に覚えていないぐらい自然とジョインが決まっていたという感じですよね。

堂前:
気がついたら。

神先:
気がついたら、ケップルにいたと。

堂前:
契約書にサインしていました。

複数ファンドを展開、それぞれの専門性を活かした体制

石橋:
第2弾・第3弾でケップルのデジタルトランスフォーメーション(DX)ファンドとセカンダリーのファンドで、それぞれにお話いただければと思っているんですけれども、今は基本的にはお2人がそれぞれ担当として、それぞれのファンドをやっているという体制なんですかね?

神先:
そうですね、主にはそういう体制になります。

石橋:
ありがとうございます。一旦ここまでで今回の自己紹介といいますか、お2人のそもそものお人柄というかご経歴と、どうして今ここにいらっしゃるのかお伺いしてきました。次回の配信では、それぞれのお2人が担当されているファンドについてご解説していきたいと思っております。

改めまして、お2人ともご出演ありがとうございます。

神先&堂前:
ありがとうございました。

【国内唯一】ケップルのリクイディティファンドを徹底解説!|スタートアップ投資TV

既発行株式のみを買う、国内初のセカンダリーファンド

石橋:
はい、皆さんこんにちは。スタートアップ投資TV、Gazelle Capitalの石橋です。

今回も、前回に引き続き、株式会社ケップルキャピタルのパートナーの堂前さんにご出演をいただいております。堂前さん、今回もよろしくお願いいたします。

堂前:
よろしくお願いします。

石橋:
前回は堂前さんとあわせて、神先さんにもご出演をいただいておりましたが、改めて堂前さんが責任者をしていらっしゃるKepple Liquidity Fundについてお話をお伺いしていきたいと思います。

シンプルにとても関心がある分野ではありまして、というのも僕自身がGazelle Capitalとして、プレシード・シードと創業間もない起業家の方々に投資をさせていただいているので、今2つ目のファンドをやらせていただいているんですね。

これから投資先の方々のあらゆる意味合いでのイグジットというところを考えていく時に、セカンダリーといったテーマはついて離れないといいますか、これから自分自身が勉強していかないといけないと思っているところでもありましたので、今日はいろいろなお話を伺えると思っておりますので、よろしくお願いします。

堂前:
よろしくお願いします。

石橋:
改めて、Kepple Liquidity Fundについてどういう規模感であったり、どういうチケットサイズで、そもそもどういうコンセプトのファンドなのか、皆さんにお話いただければと思いますがいかがでしょうか?

堂前:
まずコンセプトなのですが、Kepple Liquidity Fundの分野としてはセカンダリーファンドと言われる、新発の株を買わない、既発の株だけを買うファンドです。

石橋:
というと例えば、僕らがスタートアップの方々に投資をしている株式を、Kepple Liquidity Fundさんが買っていくということですか?

堂前:
そうです。スタートアップの既存株主から株式、あるいは予約権などの証券を買ってくる仕事になります。

石橋:
ファンドとしてはどのくらいのサイズ感でやられているんですか?

堂前:
ファンドサイズとしては目標50億円程度まで膨らませられればいいなと思って、調達活動をやっているところです。

石橋:
なるほどですね。その50億円規模で、大体1社あたりの投資金額は決まっているんですか?

堂前:
おおむね小さいもので1億円程度、大きいもので3億円程度くらいになるかなと思っています。

レイターステージ中心、事業領域は問わない投資スタイル

石橋:
そうなると、考え方も違うのかなと思いますが、どういう規模感のスタートアップの方々がフォーカスになってくるんですか?

堂前:
フォーカスとしてはレイターステージ中心ですね。どちらかというと事業リスクを取るようなファンドではなく、M&AないしIPOまでの一定期間の保有を、バトンを受けてやっていく形です。

石橋:
事業領域やビジネスモデルに、Kepple Liquidity Fundとしてはこだわりはあるんでしょうか?

堂前:
基本的にないですね。

石橋:
基本的にピュアにステージがフォーカスになってくるイメージですか?

堂前:
そうですね。

石橋:
株価でいうと、目安となる幅のイメージは、時期によっても変動すると思いますが、ざっくりでいうとどのような感じなんでしょうか?

堂前:
おそらくグロースキャピタルのファンドが入ってくるバリュエーションが一番高い価格になるでしょうという感じです。

石橋:
一番安いタイミングでいうとどういう規模感ですか?

堂前:
タイミングというよりは売り手さんの事情だと思います。売り手さんの事情で、どこなら折り合えるかという世界だと思います。

石橋:
ありがとうございます。

発行会社と既存株主、2つのアプローチ先

石橋:
検討プロセスというか、案件を探していく時はどうするんですか?

堂前:
アプローチ先としては主に2つ、既存株主側と発行会社側です。

石橋:
発行会社側にもあり得るんですね。

堂前:
発行会社側で、例えば僕が以前投資していた会社のケースでいうと、ある事業会社さんが事業連携目的で投資をしてくれていました。

ただ、1~2年経つと、その投資先がピボットしました。ピボットしたからには、事業会社さんが投資した連携テーマのプライオリティが下がってしまう。

そうするとお互いに居心地があまり良くなくなっていくんです。

石橋:
なぜ株主をやってるんだっけ?みたいな感じですね。

堂前:
そうです。そうなると株主側にしても前向きな資金の振り向け先を探したいし、コミュニケーションコストやモニタリングコストが双方にかかってくるので、関係を解消したいというニーズは結構ありそうだし、目にもしてきていますね。

なので、発行会社に対して、ピボットしたとか、事業の優先順位が変わってしまったところで、「株主さんと関係を見直したくないですか?」というアプローチをしていくのが1つのパターンです。

石橋:
株主サイドにアプローチする場合は、どういうニーズを喚起していくんですか?

堂前:
株主サイドは先ほどと同様に、事業法人のケースだと「シナジーのシナリオが成り立たなくなっているケースがありませんか?」と。

これも数年保有していると、当然ながら担当者が異動してしまったり、中期経営計画が切り替わって、持っている側の事業優先順位が変わってしまったりといったことが起こり得ますね。そこに対して、アプローチをしていく。

もう1つはファンドですね。ファンドの満期が近づいてくるところ。

10年ファンドで言えば8年目とか9年目とかのところで、「出口がまだ遠いものはないですか?」というアプローチです。

発行体には資金は入らず、株主が入れ替わるだけ

石橋:
そういう売りニーズが出ている時に、ある意味売買が成立しても、起業家の方・発行体にはお金が入らないですよね?

堂前:
入らないです。

石橋:
本当に株主さんが入れ替わっていくだけ?

堂前:
そうです。

石橋:
ちなみに、先ほど金額でいうと1~3億円というコメントをいただきましたが、それだけでは既存株主の株を買い切れないケースもあると思うんですが、そういう時は結局居心地が悪いままで、ニーズが解消できないということも起こるんですか?

皆さんどうされるケースが、今までは一般的だったんでしょうか?

堂前:
たくさんの投資家をシンジケートして買ってくるのがおそらく一般的だろうと思います。

これも前職時代の経験ですけども、シリーズDぐらいのかなり大きくなっているタイミングで、セカンダリーのトランザクションが出てきて、当時僕らともう1社のVCとで、そのセカンダリーの弾を引き受けて、そのタイミングで増資も引き受けました。

増資を引き受けられるグロースキャピタルのファンドさんなんかとは、共同投資できる可能性は結構あるかなと。

石橋:
ただ、ケップルさんのファンドの場合は新規発行された株式はやらない?

堂前:
基本的には。

石橋:
なるほど、ありがとうございます。

堂前:
そういうディールソーシングをグロースキャピタルのファンドさんに対して、ディールフローになってあげれば、一緒に仕事ができるというふうに見ています。

基本はハンズイフ、ニーズに応じて支援

石橋:
非常に、ニーズの支援としてはイメージがしやすくなってきましたが、VCファンドさんが普段出ていただけることが多いので、株主になっていただいた後のコミュニケーションは、VCであればハンズオンなのかオフなのか、こういう支援をしますというケースが多いと思います。

ケップルさんたちの場合は、シンプルに株主交換をしたことが分かりやすい一番の付加価値であるというスタンスなのか、どういうスタンスで関わっていくイメージなんでしょうか?

堂前:
ハンズイフが基本スタンスです。発行会社さんとの関係の中でニーズが出てきたものについては応えていく。

我々のLPさんの中にスタートアップを助けてくれるパワーを持った方々のお力も借りながら、僕ら自身でできることもやりながらという感じですね。

石橋:
セカンダリーとか、起業家の方からするとなかなか言いにくかったり、相談できる人がいなかったりする人の方が多いですよね?

堂前:
起業家側からも既存株主側からも、マイナーシェアの持分を譲渡したいんだけどという相談ができる先は、なかなか思いつかないんですよね。

ファイナンシャルアドバイザーでもないし、M&Aハウスでもないし、銀行でもないしとなると、より塩漬けになってしまっている状況を、見ないようにしてきてるケースもあるかもしれないので、そこの需要喚起をしていきたいなと思います。

国内初、既存株のみを買うセカンダリーファンド

石橋:
今まで国内でいうと、専業でやっている人たちが1社もいなかったという感じになるんですかね?

堂前:
僕らみたいに既存の株だけを買いましょうと言っているケース、そういうスタイルのセカンダリーファンドは、おそらく僕らが今調べている限り、ないですね。

一般的にはLP持分とか、ポートフォリオをバルクセールで買ってくるみたいなスタイルのセカンダリーファンドは何社か、歴史も実績もある会社があります。

石橋:
ありがとうございます。

事業転換して、株主整理などの相談をしたい起業家の方は、どういうチャンネルから堂前さんにご連絡するのが一番良さそうですか?

堂前:
どこからでも、ケップルのウェブサイトのフォームからでも良いでしょうし、知り合いの知り合いみたいなチャンネルからでも良いです。

石橋:
Facebookなどでも大丈夫でしょうか?

堂前:
全然大丈夫です。

石橋:
ありがとうございます。

見ていただいている方の中には、すでに起業されていて株主さんもいらっしゃったり、投資家の方も多く見ていらっしゃると思います。

先ほど堂前さんのお話でもありましたけど、話せる相手がそもそもいなかったというところに、新しい存在として出てきたファンドなのかなと思っております。

特に起業家の方、概要欄にケップルさんのコーポレートサイトのURLや堂前さんのFacebookのURL等も記載させていただいておりますので、ぜひ悩まれ始めたらまずはご連絡をしてみるのが一番良いのかなと思っております。

それでは堂前さん、今回もご出演いただきありがとうございました。

堂前:
ありがとうございました。

【KEPPLE DX FUND】デジタル化促進企業に投資する新ファンド!|スタートアップ投資TV

プレシリーズA以降のDX企業に特化した15億円ファンド

石橋:
はい、皆さんこんにちは。スタートアップ投資TV、Gazelle Capitalの石橋です。

今回も、株式会社ケップルキャピタルの代表パートナーの神先さんにご出演をいただいております。神先さん、今回もよろしくお願いいたします。

神先:
お願いします。

石橋:
前回、堂前さんにもご出演をいただきまして、新しくリリースされたファンドのお話をいただいてきましたが、今回は神先さんが責任者を務めていらっしゃるKEPPLE DX Fundについてのお話をいただければと思っております。

なかなか同時期に2つのファンドを始めるというのは非常にユニークな試みなのかなと思いつつ、まずはDX Fundさんについてお話いただければと思っていまして、改めてどういうコンセプトのファンドとして今やられているんでしょうか?

神先:
その名の通り、デジタル化を促進するようなスタートアップ企業に出資をするファンドになっております。上場企業のRPAホールディングス株式会社(現:オープングループ株式会社)さんから15億円お預かりをしてスタートしているファンドになっています。

石橋:
サイズとしてはまさに15億円のファンドさんですか?

神先:
そうですね。

石橋:
1社だけがファンドにLP出資をしているということなんですね。

神先:
そうですね。

石橋:
領域でいうと、DXとなると何でもですか?

神先:
どのセクターでも大丈夫です。ただ、シード過ぎると投資が難しいんですが、基本的にプレシリーズA以降であれば、基本的には検討可能です。

石橋:
大体1社あたりだとどのくらいの金額を投資されたりするんですか?

神先:
アベレージで5,000万円程度ですかね。

石橋:
となると、プレシリーズAだとリード投資も張ることはあるんですか?

神先:
稀にあるかなと思っていますね。

石橋:
メインはフォロー投資?

神先:
メインはフォロー投資ですね。RPAさんと協業できる会社さんであったりとか、ケップルの支援を通じて成長していけるような企業さんですね。

ケップルのネットワークを活かした事業会社連携支援

石橋:
いわゆるハンズオン・オフみたいなところでいうと、どういうスタイルになっているんですか?

神先:
ハンズイフです。

石橋:
どういう支援のイメージやどういうニーズが来ると応えやすいですか?

神先:
ケップルは投資家さん向けのソリューションを展開しているんですよね。スタートアップ投資管理ツールのFUNDBOARDとか、スタートアップデータベースのKEPPLE DB、あとはスタートアップメディアのKEPPLEというのがあるんですけども。

これまで数年かけて培ってきたネットワークを活かして、投資先企業に貢献していこうと。基本的には今後の資本提携とか、販売代理店でセールスサポートをしてくださる事業会社さんとの連携とか、もしくはM&A を含んだご相談とかですね。

事業会社とのアライアンスを組みたいという時に、結構ケップルのネットワークを活かせるのかなと。

石橋:
今のお話は、僕自身が知っているからこそスムーズに理解ができるんですけど、ケップルさんの提供しているサービスと、どんな事業会社の方がケップルさんのお客さんとして多いのかみたいなのをお話いただくと、「じゃあ僕らめっちゃ相性良いかも」みたいな人たちはより分かりやすいかなと思うんですけど。

もう少し詳しくケップルさんのそれぞれのお客さんのイメージはどんなところになるんでしょうか?

神先:
2つメインでソリューションがありまして、今、顧客関係管理 (CRM)の方はGazelle Capitalさんとか、業界の中心の方々にご利用いただいています。

KEPPLE DBの方は、スタートアップエコシステムと少し距離があるような事業会社さんが「どんな会社があるんだろう」という形でお使いいただくわけなんですよね。

なので、普段接点のないような事業会社さんとも、我々は自社のソフトウェアの営業だったり既存企業さんを通じてネットワークがあるので、近くの事業会社さんに声をかけても「相性の合う会社さんが見つからない」みたいな時に相談いただけたら、少し地方の企業さんとかご紹介できます。

「こんな企業がスタートアップに投資をしてたんだ」と結構びっくりする会社さんも、たくさん繋がっているというのが非常にユニークなポイントですね。

石橋:
まさに、DX関連企業をクライアントとするようなビジネスをやっているスタートアップは、もしかしたら相性が良いかもしれないですね。

神先:
そうですね。

第1号案件はメンタルヘルス領域の株式会社マイシェルパ

石橋:
ケップルさんのクライアントがスタートアップ開発とは少し距離のあるお客さんだと分かってきたんですけれども、DX Fundとしての投資先というと、まだ始まったばかりだとは思うんですけれども、すでに投資実行されている会社さんの方もあるんでしょうか?

神先:
ちょうどリリースしたての会社さんがありまして、第1号の案件が株式会社マイシェルパさんですね。

石橋:
どういう会社さんになるんですか?

神先:
マイシェルパさんは臨床心理士さんをオンライン上でマッチングさせていくプラットフォームになっておりまして、非常にユニークなポイントは、大企業さんを中心として福利厚生で導入していただくんですよね。

コロナ禍でメンタル的に厳しいような従業員の方々がいらっしゃる場合に、重症化する前にカジュアルに臨床心理士さんにご相談ができるようなサービスをご提供する会社です。

企業さんは従業員1人あたり数百円お支払いすれば、いつでもみんなにご相談の窓口を作っていける。

投資検討から実行まで1ヶ月〜1ヶ月半のスピード感

石橋:
そういうフェーズのスタートアップは、どのくらい検討期間を経てその投資実行に至っていると言いますか、例えば「これから投資受けたい」とか「次、プレシリーズAいきます」みたいな方がいらっしゃるとして、神先さんにコンタクトを取ると、どういうプロセスを経て、投資検討・投資実行するようになっていくんですか?

神先:
スケジュールとしては、1ヶ月~1ヶ月半くらいがアベレージかなと思います。プロセスとしては、基本的に私やケップルキャピタルのメンバーに連絡をいただいて、まず初回面談をさせていただいて、カジュアルにディスカッションした後に少し資料をいただいて。

ある程度、投資確度が高そうであれば本格的にデューデリジェンスに入らせていただいて投資委員会(IC)に入ります。RPAさんが1社LPではあるんですけども、ICは我々DX Fundとしてやっていますので、意思決定は早いです。

石橋:
そうなんですね。そこはCVCあるあるとして、なかなか意思決定の速度が……みたいなところは、完全に吹っ切れるということですね。

神先:
そこは我々が意思決定できるようになっています。

石橋:
先ほどのお話のように、これから次のファイナンス、プレAやプレA以降、フォロー投資も含め集めていくんだよという人は、問い合わせフォームか神先さんのTwitterやFacebookとかにご連絡していくということですか?

神先:
そうです。前回出演していた堂前に連絡いただいてもいいですし、あとはもしケップルのメンバーとお知り合いでいらっしゃれば、ケップルのメンバー経由でご紹介いただけたら。

あとはスタートアップメディアで日々取材していますので、記者経由でご連絡いただいても大丈夫です。

石橋:
メディア露出したい人も問い合わせしたほうが良いですね。

神先:
問い合わせいただいたら、資金調達の記事は全部書きに伺いますので。

メディア、CRM、ファンドが生むシナジー効果

石橋:
そうすると、メディアとして情報も集まってくるし、CRMツールがあっていろいろなスタートアップの情報が集まっていて、コンセプトが一定数はあれど、VCファンドがあったり、セカンダリーファンドがあったり。

グループ全体としては、すごくシナジーが効きすぎてるんじゃないかくらい効いてますね。

神先:
そうですね。

石橋:
ただ、アフリカファンドだけアフリカにあるんだみたいな。

神先:
そうですね。アフリカだけあれなんですけど、それでも日本企業はこれから海外に向かっていくだろうというところで、アフリカとの繋がりが非常に大事だと思っているんですけど。

先ほどの話に戻ると、CRMのところだけは、ちゃんと情報を引いているので、見えないようになっていますし、チームも分かれているので。

ただ、もし何かご相談とかあれば、誰からでもどのソリューションにも繋がれるようになっていますので、ぜひご相談いただけたらと思います。

石橋:
ぜひこれ見ていただいている皆さんは、概要欄のURLからお問い合わせをケップルグループの皆さんでも構いませんし、お繋がりのあるような方にやっていただければなと思っております。

それでは神先さん、今回はご出演ありがとうございました。

神先:
ありがとうございました。

石橋:
次回は、テーマトークというところで、セカンダリーファンドを神先さん含め堂前さんといろいろとお話をいただきたいと思っておりますので、そちらもチェックしていただければと思っております。

KEPPLEがセカンダリーに注目する真の理由とは…!?|スタートアップ投資TV

エコシステムの持続可能性を支える「第三の選択肢」

石橋:
はい、皆さんこんにちは。スタートアップ投資TV、Gazelle Capitalの石橋です。

今回も、前回に引き続き、株式会社ケップルキャピタルの代表パートナーの神先さんとパートナーの堂前さんにご出演をいただいております。

お2人とも、今回もよろしくお願いいたします。

神先&堂前:
お願いします。

石橋:
今回、スタートアップ投資TVとしては200本ぐらい動画を上げているのですが、初めて4回目のコンテンツが上がっています。

ずっとケップルさんたちと話しているみたいな、初めての感覚を味わっているのですが、このコンテンツは、今まではお2人の経歴やそれぞれのDX FundとKepple Liquidity Fundについて、お話をいただいてまいりました。

そちらのコンテンツは概要欄にURLを載っておりますので、見ていただければと思っております。

特にKepple Liquidity Fundの方が、セカンダリーという独特のワーディングで、僕自身もすごく見ていたところではあったんですが、こういうプレイヤーが国内でも出てくるのかというところが、リリース情報発表をされて驚いた部分でもありました。

今回のテーマとしては、お2人がなぜセカンダリーというマーケットに目をつけ始めているのか、ケップルグループとしてなぜ着手しているのかというところを、それぞれの目線から、ご解説いただければと思っております。

まず、神先さんからお伺いをしていければと思うんですが、神先さんはどういう背景や事象から、セカンダリーマーケットをファンドとしてやっていかないといけないという着想や考えに至ったんですか?

神先:
元々ケップルは、「Create New Industries 世界に新たな産業を」というスタートアップ支援を通じて、世界に新しい産業を作ることに貢献しようという思いでやっています。

スタートアップエコシステムがいかに持続可能なエコシステムになるか、それに対して足らないソリューションをケップルとして支えていこうと考えて日々仕事をしているんですね。

その中でセカンダリーの重要性は日に日に増していったと思っています。今スタートアップの投資は非常に進んでいますが、これはいわゆる現金から未上場株に資産を変えている状態になりますよね。

これを継続していくためには、未上場株から現金化のプロセスを経ないといけない。循環しないといけないですよね?

IPO・M&Aだけでは限界。10年満期ファンドの出口戦略

神先:
未上場株が現金になるプロセス、これを手段として今IPOとM&Aがあるわけです。もう1つ選択肢として海外で当たり前になっているのがセカンダリーですね。

どんどんスタートアップ投資額が巨大化していって、IPOまでの時間が長くなります。投資家はずっと株を持ちきれない。

なので、途中で売却ができるような環境整備が進んでいます。日本は2013年頃からVCファンドがたくさん増えてきたんですね。

ファンドは普通10年満期なので、その10年の間は売らなくて良いです。セカンダリーを売りたい、売らないといけないというふうになることがなかったわけです。

いよいよ2023年、2024年、どんどんファンドがクローズしていかないといけないというステージに入る中で、未上場株をなんとか現金にしないといけないステージが来る。

IPOは年間100社しか難しいです。M&Aはハイバリュエーションだとなかなか買いません。次に出てくる選択肢がセカンダリー。これが成立しなければ、エコシステムが持続的なものにならないというふうに考えたのが背景です。

石橋:
確かに時系列の問題というか、リーマンショック等を超えてきて、ファンドさんが増えてきて、まさにこの10年間はエクイティに流れ込んでいるお金の総量が約10倍ぐらい膨らんでいるというところからも、脈々とそのニーズというのは、今後セカンダリーは増え続けていくという感じになりますか?

神先:
増え続けるでしょうね。

米国Cartaをベンチマークに、日本版プラットフォームを構想

石橋:
なぜセカンダリーが必要なのかというところは理解できたんですけれども、なぜケップルグループとしてトライしようと思ったのか、なぜケップルさんだとできると思ったのか、というところもそうだと思いますし、基本的には投資家向けの「CRM」「FUNDBOARD」「KEPPLE DB」をやられていると思うんですが、どういう背景からだったんですか?

神先:
我々がベンチマークしてきたのがアメリカのCarta, Inc.(旧:eShares, Inc.)というユニコーン企業があるんですけれども、彼らがシリーズAぐらいだった時から私は知っていて、それを最初見た時から今のビジネスを着想して進めてきたんですね。

石橋:
ちなみにCartaさんはどういうスタートアップですか?

神先:
Cartaはスタートアップ向けに資本政策ツールを提供していたり、投資家向けにポートフォリオマネジメントツールをやっている会社なんですけど、最近CartaXというのを出して、売り手と買い手をマッチングさせていくようなプラットフォームを出してますね。

未上場株も上場株のようにお互い売り買いができる、これの日本版が来るのではないかというのが、いろいろな各方面が言い始めている状態なんですよ。その規制緩和に向けて働きかけたりする流れになっています。

我々も投資家向けの投資管理ツールを提供していますので、ここに登録されている企業を売りたいとか、また別の予算で買いたいというのは、やっぱりニーズとしてあると思っているんです。

カルチャー醸成のため、まずは自らが買い手に

神先:
そもそもセカンダリーのカルチャーがまだ日本に根付いていませんので、まずはセカンダリーで売る、買う、これが当たり前だと思っていただけるようなカルチャー作りが必要だと思ったんですよね。

我々がセカンダリーファンドを作れば、我々が買い手になれるんです。売ってくださいというようなアプローチをしていけば、カルチャーの醸成にまずは貢献できると思ったのが、我々がファンドとしてやっていこうというふうに決めた背景になります。

石橋:
一言でいうとチープな感想ですけど、かっこいいなと思いました。文化の醸成に寄与するというのは、めっちゃ良いですね。

そういうお話って、お2人の自己紹介のコンテンツの時もお話いただいてましたけど、堂前さんとケップルさんのファイナンスのご検討とかしている時も、今後の展開として、ケップルキャピタルやセカンダリー、Cartaさんのお話もありましたけど、そういう目線感も当時からお話はあったんですか?

堂前:
ありましたね。そこはすごく強く共感したポイントでもあるし、そこに対して自分が何ができるかと考えた時に、ケップルに数千万円投資をする投資担当者としての関わりではなく、自分が主体として関わる方が面白いだろうというふうに思ったというのはありますね。

オープンイノベーション投資の流動化ニーズが加速

石橋:
そこで強く共感をしたということは、堂前さんの目線感からも、セカンダリーというところが日本で来るというか、どうにかしないといけないというところの、何かしらのミッション感とか課題感があったのかなと思うんですけども。

元々、堂前さん目線ではどういったところからそういった着想に至っていましたか?

堂前:
1つ大きいきっかけは、ここ5年くらいでずっと増え続けているオープンイノベーションでの事業会社によるスタートアップへの出資、このボリュームが非常に増えていっていること。

ただ、オープンイノベーションという言葉の意味するところは事業シナジーなわけで、事業シナジーが叶わなくなった出資というのは、いずれかのタイミングで流動化させなければいけない。

これはおそらくVCファンドの満期10年より速いサイクルで回っていくはず。そうすると2020年ぐらいから、セカンダリーのニーズが膨らんでくるんじゃないかと思っているんですね。

実際にそういうディールも何社か手掛けました。なので、やっぱりあるなと。

どうも周りを見渡すと専業でやってる人もいない。手を挙げるなら今だというところです。

石橋:
オープンイノベーションという文脈の時系列からも、2013年以降にVCさんが増えていたというところからも、この2020~2023年くらいが大きな転換点のタイミングになりそうというか、日本のエクイティマーケットはだいぶ変わっていきそうな感じなんですね。

2023年は「セカンダリー元年」に。3兆円市場の幕開け

神先:
セカンダリー元年になると思います。

石橋:
Web3元年とか、そういう感じの話もありますけど、セカンダリー元年になるんですね。

神先:
おそらく2023年がセカンダリー元年になるんじゃないかなと。2022年は元年を迎えようとしている人たちが、うちも含めて今準備をしている。

石橋:
もちろんケップルさんでいうとファンドというところからのアプローチでもありましたけれども、おそらくそういうところのプレイヤーも増えてくるという考えなんですか?

神先:
そう思いますし、増えるべき市場規模があります。今のスタートアップ投資は、投資してから回収まで大体5~10年かかりますよね。

今、年間で6,000億〜7,000億円投資されているので、単純に直近5年間を累計すると3兆円とかという金額が未上場株のまま眠っているんですよ。これが次の数年で現金化しなければいけないので。

石橋:
確かにそれはプレイヤー入ってこないと無理ですね。

神先:
全然セカンダリーファンドがそもそも存在していなくて、みんな参入できる。

しかもそれは投資時の金額ですからね。みんな評価額は上がっているわけなので、ミニマムで見ても3兆円の規模があります。

評価益を加味すると、きっと5兆円とか。

石橋:
5兆円で済んでくれればぐらいの話になってきますよね?

神先:
そうなんです。

新しい文化の醸成へ。知ることから始まる変革

石橋:
この動画を見て、そもそもセカンダリーという言葉は、普段なかなか馴染みがなかったりとか、これから醸成されていくところの文化なのかなと思っていますので、ぜひこのコンテンツ見ていただいている皆様は、このセカンダリーという言葉をぜひ頭の隅に覚えておいていただいて。

起業をこれからするよとか、すでに起業をされている方は、そういう方法論があるんだというところからご認識いただくと、もちろんKepple Liquidity Fundのところ、ケップルグループの方々がやられていらっしゃいますし、実際に困っていらっしゃる方々はご連絡いただくと良いのかなと思っています。

まずは多くの方に知っていただいて、そういう概念で今後やっていかないとまずいというか、そういうマーケットになっていくんだよ、流れなんだよというところをまずはぜひ知っていただけたらなと思っております。

改めて今回お2人、ご出演を最後までありがとうございます。

神先&堂前:
ありがとうございました。