【海外VC】web3が集まる国で起きた日本人初の快挙【FLICKSHOT 片岡さん vol.01】

◯福海 道登 FLICKSHOT Managing Partner
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2019年にEast Venturesに入社。2022年5月ドバイにてFLICKSHOTを創業。
FLICKSHOT▶︎https://flickshot.ae/

◯片岡 芳明 FLICKSHOT Partner
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シンガポールからドバイへ──Web3起業家の新たな移住先

石橋:
皆さんこんにちは、スタートアップ投資TV、GazelleCapitalの石橋です。今回から、僕自身は1ヶ月前ぐらいにまさに現地でお世話になった方々なのですが、ドバイでやられているベンチャーキャピタル、FLICKSHOTのパートナーのお二人、福海さんと片岡さんに来ていただいております。

そもそも概要を伺う前に、FLICKSHOTさんのテーマってWeb3と、僕の中の勝手なキーワードでやっぱりドバイとかグローバルっていうところが一つのキーワードになっているのかなと思います。

最近のWeb3界隈の投資動向ですとか、ドバイとか国によっても全然トレンド違うのかなと思うので、マクロ感みたいなところを簡単に教えていただければなと思うんですけども。

福海:
日本のWeb3・クリプト・ブロックチェーンの起業家っていうのが、日本だとなかなか税制の都合でトークン発行であったりとか、投資家の方々もトークンをファンドで持つことだったりが難しいとされている中で、最初によく注目されていたのがシンガポールでした。

実際によく最近名前聞くようなVCさんとか、Web3のプロジェクトさんでもシンガポールの企業って一定数いらっしゃるんですけども。

シンガポールのビザの取得のハードルが上がっていたりですとか、どんどん物価が上がって生活コストが高くなったりとかしているという点と、本来はいわゆるソーシャルゲーム(ソシャゲ)のガチャ規制みたいなニュアンスも強いんですけども、ゲーム関連のPlay to Earnとか流行りましたけど、ああいった領域への規制というのが結構厳しくなりつつあると。

石橋:
シンガポール中心に、ということですか。

福海:
そうですね。シンガポールの政府のほうでの規制が厳しくなっているというところもあって、日本からシンガポールに移ってクリプト・Web3のスタートアップをやっていくというのが難しくなってきたという立場でした。

そこで、我々はドバイに拠点を置いて、これからドバイにたくさん移住してチャレンジする起業家が増えるなという予測を立てていたので、その時にドバイに当時日系のベンチャーキャピタルとかスタートアップを支援する立場の方が本当にいらっしゃらなかったので、ここに拠点を置いてやっていこうと決めました。

でも裏話としては、実際に僕もシンガポールでの設立は検討してたんですけど、僕自身のビザがおそらく下りないだろうと。僕自身は大学も卒業していなければ、前職の給与で、例えば年収何千万みたいな世界でもないので。そういった中で、スタートアップの起業家と同じような立場でドバイを選ばざるを得なかったみたいな部分も、多少はあります。

インド・ロシア系も集結する中東のクリプト人材ハブ

石橋:
グローバルな観点で言っても、日本以外の国の皆さん、割とWeb3をテーマにした起業家の方って、今まで言うとシンガポールだったりとか、今で言うとドバイとかに、割と集合してきてるようなものなんですか?

福海:
そうですね。日本と同様に、例えばインドとかでも税制の規制とかが一定数あるので、インドの起業家もなかなか現地で創業できないというので、ドバイだったりシンガポールだったりに移住してチャレンジしているという方々もたくさんいらっしゃるので。

実はドバイのクリプト・Web3事情って、日本の起業家よりも圧倒的にインドだったりとか、ロシア系の起業家の方とかも多くて、本当にいろんな国からWeb3・クリプトの人材が集まっている都市になりつつあるというふうな形です。

石橋:
そもそもなんですけど、なんでドバイは税制の規制が日本と比べると緩くて、他の企業の人たちをより受け入れているというか、そういう背景って、ドバイは偶然そうなってるんですか?何か戦略的にドバイという地域がそうさせてるって感じなんですか?

片岡:
これはWeb3に限らない話で、もともとやっぱりドバイっていうのは世界中から優秀な起業家だったりだとか人材を呼び寄せるために、税制が低く抑えられたっていうところがまずありました。

そこに加えて、やっぱり新しいIT産業だったりだとか既存のエネルギー産業とか、そういったところに頼らない形で国を継続的に発展させていくっていう。そういったところで、さらに政府が例えば助成金を出したりだとか、フリーゾーンのところの優遇措置を取ったりだとか、そういった中で、2022年にVARA(Virtual Assets Regulatory Authority)という、クリプトに特化した監督当局をわざわざ作っちゃったりとか。

それはドバイのパターンですけど、そういった形で新しいIT企業の成長戦略の中の一つとしてWeb3領域を重点的にサポートしているというのが、ここ数年の動きですね。

約30人の日本人起業家が集うマンション「HIVE」

石橋:
改めてお話を伺っていくと、本当にWeb3というところをテーマに据えて起業するのであれば、必然的にそういうドバイという地域に、今お金も人もどんどん集まってきているのかなというふうなことを感じてしまったんですけれども。

FLICKSHOTさんは日系VCとしてそこでチャレンジされていらっしゃるのかなと思うんですけど、どのくらい日系の人たちのアプローチというのが、VCとして、起業家としてあるものなのですか?

福海:
実際に石橋さんにもお越しいただいた、我々が住んでいるドバイのHIVEというマンションがありまして、既存のマンションに私たちが入居させていただいているという形ではあるんですけども。

我々が最初住み始めてすごく便利で良いマンションだったので、これから投資していくようなスタートアップだったりとか、仲の良い日系Web3のプロジェクトの方々っていうのをどんどん「ここの物件いいよ」って誘っていたら、ついに住み始めて1年ぐらいで約30人の日本人の、Web3界隈の人が住むマンションが出来上がるっていうことが起きまして。

こういうコミュニティを作っておくことによって、普通は日本に暮らしてたら多分ドバイとか中東のこと全く分からないと思うんですけど、それの中であくまで同じ領域で、同じような立場でチャレンジしている同世代の人たちと一緒に住んでやっていけるっていうふうなコミュニティを作ることによって、昨年1年間で私たちが観測してるだけで15社程度、ドバイでクリプト関係でチャレンジする起業家が生まれてるなというふうには思ってます。

我々はドバイに拠点を置いているので、ある意味ドバイのスタンスを持っているんですけども、実際中東エリアでドバイだけじゃなくて、UAEの一部のアブダビっていう首長国であったりとか、その対岸のサウジアラビアだったりとか、中東エリアで他の国でもWeb3を誘致しようというふうな話も進んでいます。

もちろんシンガポールだったり他の国でもそういった活動を続けているので、あんまりドバイにこだわりすぎずに、海外でチャレンジする若者をどんどん応援していきたいなと思っています。

石橋:
今はまさに、すごく変化率の大きいタイミングだったりするわけですね。

片岡:
そうですね。クリプトだったりだとかWeb3の統計データとかを見ると、2021年〜2022年までの成長率を見ると、基本的に中東とMENA地域(Middle East and North Africa)って言われる北アフリカだったりだとかを含めた一帯のところが、成長率で見ると一番成長しているというところがあって。

もともとやっぱり東アジアとかは、日本とかも含めてですけどそこそこ成長してたので、成長率で言うとちょっと違うってところなんですけど、やっぱり今一番国も力入れてますし、新しい人材がどんどん入ってきてますし、成長のその変化率で言うと世界でも有数の地域なのかなとは思ってますね。

1,300万円〜4,000万円を創業ラウンドから投資

石橋:
改めて、なんで今お二人がドバイでやっているのかみたいなところが理解できてきた部分なんですけれども、改めてそのFLICKSHOTさん自体がどういう例えばラウンドの起業家の方であったりとか、それこそ支援のあり方ですとか、どういうサイズ感で投資業をやっていらっしゃるみたいなところもお伺いしていければなと思うんですけども。

福海:
FLICKSHOTは2022年5月末に立ち上げた会社になります。我々もファンドレイズをしていて、今10ミリオンUSドルの規模を目指してファンドレイズしながら投資の支援をさせていただきながらというふうな進捗になります。

我々は今主にチケットサイズで言うと10万ドル〜30万ドル、日本円にして1,300万円〜4,000万円ないくらいっていうのをチケットサイズに投資させていただいていて、起業家さんのラウンドで言うと創業ラウンドからプロダクトローンチ直前・直後ぐらいまでのフェーズで投資させていただくことが多いです。

クリプト・Web3になるとシードとかシリーズAみたいな文脈とちょっと違って、そこに当てはめるのが難しかったりするんですけど、メインネットローンチ前のプロジェクトっていうところを主に扱わせていただいてます。

特に日本の起業家さんですと、創業をお手伝いさせていただくようなことが多いです。なかなかドバイだったりシンガポールだったり、違う国のエンティティ(法人)を作って、さらにトークン発行のために弁護士さんとか税理士さんと相談して、場合によっては意見書ももらってみたいなことをすると、意外と日本でスタートアップ立ち上げるのに、一旦法人登記、大体50万円もあれば一通り整うと思うんですけど。

実際にクリプトでやろうとしていくと、より高い初期コストがかかったりするので、ちょっとそこを我々で支援できるところは、先にそういった費用をお支払いしてから立ち上げるみたいなところも含めてお手伝いできるんじゃないかなと思って、支援させていただいています。

日本の事業会社とのアライアンスをアレンジ

石橋:
投資した後のコミュニケーションといいますか、どのような支援を投資先の方々にしていらっしゃるのかみたいなところでお伺いしていければと思うんですが。先ほどコミュニティみたいなキーワードも出てまいりましたが、具体的にはお二人としてはどういう支援を日々やられてらっしゃるんですか?

福海:
我々が今マンションベースにコミュニティを作っているので、定期的に、ドバイに来たらとりあえずこのマンションに来れば日本人起業家といっぱい会えるだろうとか、我々と会えるだろうみたいな形で来ていただく方、それこそ石橋さんも来ていただいたりしたんですけど。

そういったタイミングで日本の事業会社の投資担当の方であったりとか、社長の方とか来られたタイミングで、食事会だったりバーベキュー会みたいな形で一気に「誰々さんを囲む会」みたいな形でのコミュニティを提供させていただいたりとか。

あとは、日系の事業会社さんとのハブになるっていうのが一つ、我々のミッションだと思ってまして。

もちろん海外のクリプト系のVCの方を次回ラウンドにパスしていくというのは我々も頑張ってはいるんですけど、クリプトのスタートアップだと複数の投資家がたくさん入っている場合もあって、それは他のVCさんでもできることかなと思っているんですよね。

なので我々のミッションとしては、日本の大きい事業会社さんとの提携だったりとか、アライアンス(業務提携)みたいなところをアレンジしていくことですとか、そういったところに対して、将来的なM&Aを見据えて、資金調達を見据えてみたいなお話をアレンジできればいいかなというふうに思っています。

京大生がBinance Labsに日本人初採択

石橋:
どうしてもWeb3っていうキーワードだけ聞いていくと、なかなか具体的にイメージはしにくいと言いますか、僕自身も普段日本で投資をしている手前、Web3系の起業家の方に面談の機会をいただいてもなかなか投資実行に至れてないみたいな正直な背景もあったりはするんですけども。

例えばこういうところにこういう可能性があるから、お二人それぞれとして投資してるみたいな、具体的なお話もぜひお伺いできればと思うんですけど、社名挙げられる投資先とかってあるんでしょうか。

福海:
はい、私が担当した投資先でHana Networkというプロジェクトをやっている代表の花坂光平さんという方に投資させていただきました。彼は今、京都大学在学中の学生で、今休学してドバイに移住して起業した方になります。

彼はもともと大学在学中に、日本でもWeb3関係のプロジェクトを複数立ち上げていくつか事業売却しているとか、あとはDeFiと呼ばれる分散型金融の領域で、インターンしながら幅広くクリプトを学んだ上で、「ドバイでチャレンジします」という形で創業ラウンドで出資させていただいているという形です。

彼とは、ドバイで開かれた大きいクリプトのイベントに同じタイミングで一緒に参加してまして、たまたまBinanceがやってる投資だったりインキュベーションをやっている部門があるんですけど、そこの投資担当者が来ているっていう情報を嗅ぎつけて。

本当に1日中その人の後を追うみたいにくっ付いてずっと話しかけてエレベーターピッチして、みたいなことをやっていく中で、その甲斐もあってかBinance Labsのインキュベーションに日本人で初めて採択されました。

その影響もあってどんどんチームを巻き込んでいって、いろんな方に応援されるような形で、直近でセキュリティ系のプロジェクトを大きく発表して、この動画が出てる頃にはもういろいろ情報がどんどん出てるかなと思ってます。

彼とかは短期的なものというよりも2〜3年先のブロックチェーン業界、Web3業界の先を見据えて、技術のところを掘りにいっていろんな人を巻き込んでっていうふうな求心力というか、人を巻き込む力があるような起業家だなと思ってまして。

そういう方が、まだプロダクトが詳細にがっつり描ききれてない状況だったんですけど、彼のそういったところの魅力を感じていて、創業ラウンドで支援させていただいたというふうな背景があります。

日本のIPを海外展開するゲームプラットフォーマー

石橋:
ある意味では人に投資している部分も全然あるって感じですね。片岡さんはいかがでしょうか?

片岡:
せっかくなので、全く逆の領域というか、インフラレイヤーの話だったと思うんですけど、弊社はやっぱりWeb3という領域なので、アプリケーションレイヤーで全領域幅広く出資させていただいているんですけれども。

アプリケーションレイヤーで一つ、ゲーム系のプラットフォーマーとしてGame Changerという会社がありまして、ここは若い起業家というわけではなくて、しっかりゲーム領域で実績のある、しかも東南アジア系の代表の方と日本人のCXOチーム、あと他のメンバーの方も結構インド系の方だったりだとかグローバルな面々なんですけれども。

ここは自分たちも初期のラウンドで入らせてもらった時に、結構大手のPolygonさんとか大手ゲーム会社さんとか、そういったところと出資させていただいた、弊社の中で言うとグローバルど真ん中な案件みたいな感じですね。

弊社としてもやっぱりゲーム領域っていうのはWeb3に関係なく伸びていくと思いますし、そこでプラスWeb3だからこそ、より面白くなるっていうようなゲームを追求していくっていうのは、すごい個人的にも興味がありますし。

Game Changerさんは日本の大企業さんなんかが持っているようなIPを使って、それをゲーム化・NFT化していくということも取り組まれているので、ここで日本のIPが海外にしっかり出ていくっていうところを大人のチームでやっていただいて、そこを自分たちの方でも支援していくっていうところにすごいやりがいを感じているというか。

さっきも言ったように、自分たちはドバイの会社に投資してるだけではなくて、Game Changerさんはシンガポールを拠点にしてる会社でもあって。なので日本人×グローバルっていう軸を持ちつつ、ドバイ以外のシンガポールだったりですとか、もしくは今後はインドだったりアフリカだったりヨーロッパだったり、もちろんアメリカも、そういったところに幅広く出資して支援していければなと思っています。

3年・5年・10年先を見据える起業家と働きたい

石橋:
最後に福海さんからですね、視聴者の皆さんに対してどういう起業家、人材を探しているというところをお一言メッセージをいただいて終えていければなと思います。お願いしてもよろしいでしょうか。

福海:
昨今Web3業界もいろんな波があったりとかすると思うんですが、3年・5年・10年と長いスパンを見据えて、やっぱりブロックチェーンだったりとかクリプト、Web3の将来・未来を信じてコミットしたいと思ってくれるような方と一緒に働きたいなと思ってます。

そして、そういった方々から信頼される、どんどん人を巻き込んでいけるような起業家と一緒にそういった未来を見据えてお仕事できればなと思っているので、そういった方とお会いしたいです。よろしくお願いします。

石橋:
ありがとうございます。次回はですね、お二人がそもそもなんでドバイでVCとして起業しているのかみたいなところを掘り下げてお話伺ってまいりますので、ぜひご覧いただければなと思います。それでは皆さん、次回お会いしましょう。

【若者の企業】ドバイのベンチャーキャピタルが描く独立と投資の道|スタートアップ投資TV

高校生のイベント参加からVC業界へ

石橋:
前回の方でですね、FLICKSHOTさんについてであるとか、ドバイは今どういう地域柄なのかみたいなのを簡単にご説明もいただきましたが、そもそもなんでドバイというところでお二人がVCとして独立をしているのか。年齢は関係ないとは思いますけど、今お二人っておいくつなんでしょう?

片岡:
福海が24で、自分が26です。

石橋:
20代中盤で、わざわざ中東で起業するってのはなかなかなのかなっていうのを客観的に見てもやっぱり思うところでして。もちろん僕自身はお二人と前職時代からお付き合いはあるわけですけれども、そもそもどういう風にしてVC業界に入ってきて、どういう風にキャリアを積んできたのかみたいなところもちょっとお伺いしていければなと思います。福海さんは今24歳だと思うんですけど、いつぐらいからVC業界に?

福海:
僕のスタートアップ業界との出会いは高校3年生の冬なので、大学入学直前ぐらいにF Venturesさんがやっている「TORYUMON」っていう学生向けのスタートアップイベントがありまして、そこの一番最初のスタッフとして僕、ボランティア参加してたんですよ。高校生の時に。

石橋:
偶然なんですか?

福海:
そうですね、偶然で。当時僕、九州大学にAO入試で合格が決まっていて、センター試験の前に合格が決まってしまっていたので、あまりやることもなくて。九州大学の先輩に会ってみたいなというモチベーションで、福岡でちょっと意識高いイベントがあるっぽい、このスタートアップイベントに参加したら九大の先輩にいっぱい会えるかも、みたいなところからスタッフ参加して。

その初回のTORYUMONに、株式会社メルカリの山田 進太郎さんとか株式会社CAMPFIREの家入 一真さんが来ていて、当時知っているサービスの社長が来てる、みたいな感覚で。そこでスタートアップの世界を知って魅力を感じたので、スタートアップシーンを俯瞰してみたいと思った時に、福岡の学生としてできることとしてF Venturesでインターンすると、業界のことを勉強できるんじゃないかと思ったのが始まりです。

3年間で20社に投資、Astar Networkとの出会い

石橋:
僕の印象ではその後、イーストベンチャーズ株式会社さんに行かれているのかなと思うんですけど、それは在学中に行かれているんですか?

福海:
大学2年生まではF Venturesで、主にTORYUMONっていう学生向けのイベントの運営を代表として任せていただいて。福岡市との協業のイベントで、例えば福岡市の動物園でハッカソンをやるみたいなイベントをやったりとか、そういったことを企画したりとかで、いろんなイベント運営とかをやりながら。あとは博多駅の近くで学生起業家向けのシェアハウスをやったりとかしてました。

そこに当時住んでたのが株式会社RATELの吉村 信平さんとか、2023年春からジャフコ グループ株式会社に新卒入社したキャピタリストのシバオ ノリコさんという方が一緒に住んでたみたいなのが、4年前とかですね。

当時はイベントとかをやってたんですけど、自分もゴリゴリ投資をしていきたいとか、その時にはもういつか独立して自分のファンドを作りたいって思いが強かったんですよ。大学2年から3年に上がらずに一旦休学して、イーストベンチャーズ株式会社にフルタイムで転職して、投資担当として始めますと。

後にそのまま退学はしてしまうんですけど、そのままフルタイムでイーストベンチャーズ株式会社で働かせていただいて、3年間で20社ほどスタートアップに投資させていただきました。そのうちの1社が後のAstar NetworkになるStake Technologies株式会社さんで、渡辺 創太さんに投資担当させていただいて、そこでの学びが大きく自分のキャリアを引っ張り上げてくれたなというふうには思います。

石橋:
Astar Networkさんの投資がある意味、そこで独立してVCをやっていこうというところのトリガーになっているという感じなんですか?

福海:
渡辺 創太さんと元から友達だったということもあって、創業タイミングでイーストベンチャーズ株式会社からの出資を提案させていただいたという背景があったんです。

彼がパブリックブロックチェーンをやっていく中で、自社トークンを発行するというところに立ち向かった時に、日本の法人だとどうもいかないというタイミングで、シンガポールに法人を変えて、一からシンガポールで作り直すみたいなことをしなきゃいけないのを、実際に担当者として目の当たりにしたりとか。

彼自身がシンガポールのみならず世界を転々としながら成長していく姿を見て、投資先の起業家がこういうチャレンジをしている中で、一キャピタリストとしてそれを応援したりとか、逆に「海外に行け」みたいな形のスタンスしか取れないっていうところに、すごくもどかしさであったりとか不満みたいなところをちょっと感じるところがありました。

日本の規制とVC都合が起業家に強いる負担

福海:
「Web3・クリプト」みたいな文脈を、VCとしては積極的に押していきたい一方で、VC都合で起業家側に負担を強いたりとか、スキームがめんどくさいことになったりとかっていうところがすごく課題としてあったんですね。

自分がまだ失うものがない、海外で挑戦するにあたっても、すでにもうVCのパートナーをされている方であったりとか、一定の資産を築かれている方って出国税がかかってしまったりとか、そもそも資産持ってると、なかなか海外行きにくかったですとか。

すでに日本でパートナーとして責任ある立場だと、なかなかそういう選択肢取りにくいよねって中で、自分は独立を目指していて。それで、まだ独身ですし、24歳のタイミングだったので、20代前半を海外でチャレンジできるっていうのは、すごく絶好の機会だなというふうに思っていて。

Astarがちょうどファイナンス上場とかを果たして、2022年の春とか、すごくWeb3・クリプトが盛り上がったタイミングだったんですけど、Astarを見てチャレンジする起業家っていうのはたくさん出てくるなというふうに思ってましたし、自分もその一人だったんですけど。

起業家がドバイとか海外でチャレンジするのを迎え入れる立場で支援できる人っていうのは絶対いるなと思ったので、ドバイでファンドを作るというか、投資できる箱を作るというのを志しました。

bitFlyerからサイバーエージェント・キャピタルへ

石橋:
片岡さんは、もともとはいつぐらいから、どういうきっかけでスタートアップ業界と関わるようになったんですか?

片岡:
スタートアップ業界に関わりだしたのは大学2年生の始めぐらいですね。

石橋:
いずれにしても若いですね。

片岡:
それまで居酒屋でアルバイトしてたんですけど、夜勤がすごい続きまして、これはちょっと無理しすぎだなと思って。もっとこう何か自分に手に職つけたいというか、スキルを身につけたいなと思って。

周りにスタートアップの関係者がいなかったので、安直な思考から、もうとにかく何でも自分ができることをやりたい、スタートアップの業界に入ってみたい、みたいな形で。

最初はスタートアップの企業に入って営業系のインターンをやらせてもらって、その繋がりがあって、もともと経済とかビジネスとか、もちろんそういうのは好きだったので、当時仮想通貨とかブロックチェーンとか、2017年ぐらいですかね、ちょうど流行ってきてたタイミングだったので、株式会社bitFlyerさんの求人がたまたま出てまして。

それにちょっとダメ元で応募してみたら、なんとか受かって。その時ビットコインをすでに持ってたので、「こいつは本当にクリプトとか見てるんだな」みたいなのが、もしかしたら伝わったのかもしれないですけど。

それでたまたま、結構早い段階からインターンで、最初は営業とかだったんですけど、当時は人数も少なかったので、いろんなことに触れさせてもらいながら。

当時は一個前のバブルのちょっと前ぐらいに入って、もう本当に毎日最高値を超えたとか、すごい数字が伸びてるとか、本当に忙しくても楽しいみたいな、そういう日々を過ごさせてもらいつつ、スタートアップ業界に対する愛着というか、もっといろいろやってみたいという気持ちが深まっていった時期、それが大体大学2年生とか、それぐらいから3年生にかけてぐらいですね。

石橋:
VCとはどういう接点で?

片岡:
そうですね、もともとVCという存在は知っていたので、Twitterとかで情報収集したりとかしてたんですけど、そんな簡単に入れるようなものだとは思ってなかったんですよね。

そういった中で仮想通貨業界もいわゆる冬の時代みたいのが来てしまって、インターン生だとなかなかできる仕事とかも限られてきてしまっていて停滞している中で、VC業界の求人をTwitterで見つけて。

その中の一つが株式会社サイバーエージェント・キャピタルさんで、ここも正直ダメ元で門を叩いてみたら、ありがたいことに採用していただいて。大学3年生ぐらいからインターンで最初始めて、その後新卒で入らせていただいて、シードラウンドで投資とご支援をさせていただいて、というような流れですね。

クリプトに特化したパートナーシップの形成

石橋:
片岡さんとしては、学生時代から関わり始めて、将来的には独立していこうというのは何となくイメージではあったんですか?

片岡:
そうですね、まあ選択肢の一つとしてですけど、大学3年生の時とかは正直あまり確固としたビジョンがあったというわけではなくて。そんな中で、それこそ福海もその一人なんですけど、学生のイベントであったり、投資先の近くで会う機会があったりだとか、そういったところでいろいろ情報交換をしていくうちに、今回のドバイ行きについてもお声掛けいただいて、いろいろ話して最終的には決めた、という感じです。

石橋:
福海さんとしては、一人でチャレンジするのではなく、片岡さんをなんで誘おうと思ったのかみたいなところって、どういう背景だったんでしょうか?

福海:
僕自身はずっとクリプトだけを追い続けてきたキャリアではなくて、当然Web2もたくさん見てきましたし、eスポーツとかコマースみたいな領域もかなり注力して投資させていただいてました。そのeスポーツも、ゲーム領域みたいなところで繋がりはあるんですけども。

ただ、VCとしての経営だったりとか戦略を考えている中で、実際に自分の経験も踏まえて、このタイミングでクリプトに特化してやっていきたいって思いが強くなったっていうのがあったんですよね。

自分はどちらかというとVCの経営の方にすごく関心が強いタイプかなというふうに自己分析をしていて、クリプトが好きで、こんなにクリプト、ブロックチェーン、Web3みたいな領域でキャリア形成していきたいと思ってくれるようなパートナーと一緒にやらないとダメだなというふうに思っていました。

そういった方を探していくと、自分自身、若手VCみたいなポジションでやっていく中で、ずっと比較されがちだったりとか、ライバル的に置かれることも多かった片岡さんが、やっぱりクリプトをずっと触ってましたし、ずっとTwitterの発信とかでもそういうことを言っていた中で、VCとしての目線もちゃんと持っておきながらクリプトへの知見もあって。

実際に起業家で片岡さんを嫌いな人は一人も知らなかったので、そういう意味でやっぱり起業家から愛される人と一緒に組みたいなという思いがあって、何度か声をかけさせていただいて、という経緯になります。

あとは将来的にやっぱり組織を大きくしたいと思っている中で、一人から始める難しさみたいなところはやっぱり業界を見てても感じるところだったので、できることなら最初から複数人でチームを組んでやりたいなというふうな思いがありました。

失うものがない今だからこそのドバイ移住

石橋:
片岡さんは、福海さんから声をかけていただいて、ということを先ほどおっしゃってもいましたけど、最終的に日本でやるならまだしも、ドバイに行くわけじゃないですか。どうしてそのタイミングで決断できたというか、最終的なトリガーになったのって何だったんですか?

片岡:
もちろん不安だし、怖いというか、先行きが見えないという気持ちも、最初に話を受けた時は相当あったんですけど、自分もまだまだ失うものがないというか、リスクを取らなくちゃいけない時期なんじゃないかっていうのも正直考えとしてはあったので。

何もわからないところではあったし、知り合いも一人もいない感じだったんですけど、もちろんちゃんと下調べというか、リサーチしたりだとか、そういったことをした上で、クリプト以外の領域ももちろん可能性あるなとすごい感じて。

実際住んで、その空気っていうのを体感してみたいなっていうのも感じていたので、最終的には決められたっていう感じですね。

石橋:
僕自身も実際ドバイに足を運ばせていただいて、まだ結婚してなくてとか、まだ若くてとか、そういうことを正味全部関係なしに、やっぱりそういうところでチャレンジしているのは、忖度なくやっぱりすごいなというか。

それがなかったとしても、踏み出せない人の方が圧倒的に多い中、そこに決断しチャレンジしに行くっていうのは、すごく大きな意思決定だったんじゃないかなというのが、改めてドバイに行った上ですごく感じるところでもあるんですね。

生活の質とスピード感、ドバイのリアル

石橋:
最後にまたこの第2話でもですね、片岡さんから、ドバイに移住して良かったことみたいなところを視聴者の方に、おすすめポイント、ハードなところでもいいんですけど、ここは良かった、ないしは悪かったみたいなところ、予想と違った部分ですね、一言メッセージをいただいた上で締められればと思います。

片岡:
そうですね、公平を期するために良いところ・悪いところ両方挙げたいなと思うんですけど。まず悪いっていうか、日本との違いがあって面白いなと思った点では、いろいろなものの質っていう面で言うと、人によってはドバイで生活するのは大変だなっていう人もやっぱりいるかなと思います。

例えば食みたいなところで言っても、値段だったりだとか、そもそも自炊する時に自分でどうするのかとか、そういったところで大変さっていうのはあると思いますし。

あと公共交通機関なんかも、日本だとすごい発達してると思うんですけど、ドバイはまだこれからっていうような都市なので。自分たちが住んでるような郊外にはあんまりそういう公共交通機関がなかったりするので、基本的にタクシー移動だったりはするので、生活のQOLみたいなところっていうのは、人によっては日本と結構違う要素になってくるかな、みたいなふうには思いますね。

逆に良い点みたいなところで言うと、やっぱり全体的にすごい成長している、質よりかは量、スピードみたいな国としての時期なのかなっていうのは、すごいもう肌で感じていて。

例えば自分が住んでいる街は郊外ですけど、その周りでももうタワマンみたいのが5、6軒ぐらい、もう目に見える範囲でどんどんすごいスピードで建っていってたりしますし、隣町の方とかに行くと、街単位で新しい建設物だったりだとか、道路とかがどんどん建っていってたりとか。

もちろん都市のほうとかでもどんどん新しい綺麗なビルが建っていったりとか、それこそVARAみたいな新しい機関が作られちゃったりだとか。

国として、まさに今成長してるんだというようなスピードだったりだとか、活気とか熱量みたいなところを感じられるっていうのは、まだドバイに来て半年ぐらいですけど、それでももう毎日のように感じられているっていうのはありますね。

石橋:
次回は改めてグローバルで起業するところのおすすめポイントみたいなところを、今のお話で言うと難しいところも含め、魅力もめちゃめちゃあるというところなのかなと思っておりますので、またぜひ視聴者の皆さんも次回見ていただければと思います。それでは皆さん、次回もお会いしましょう。さようなら。

【海外起業家】web3でグローバルに挑戦する本音と魅力|スタートアップ投資TV

Web3は「フェーズ3・4」へ──マスアダプションの時代が到来

石橋:
先ほど第2話の方で福海さんから、Web3オタクじゃないですけど、クリプトの業界をすごく専門的に見ていらっしゃる片岡さんにぜひ、これから起業するんだったらWeb3ならこうだよね、みたいなところを簡単にご解説いただきたいなと思っているんですけども、いかがでしょうか?

片岡:
クリプトの業界は、上には上がいる業界なので本当恐縮って感じなんですけども、個人的に思っているのは、クリプトは基本的にコインベース・グローバルっていうクリプトの大手取引所が提唱してたところなんですけど、フェーズが4つのフェーズに分かれているっていうのを言ってまして。

フェーズ1っていうのはプロトコルですね、ビットコインとか、イーサリアムとかといったところで。2番目のフェーズっていうのが、インフラレイヤー。これは取引所とか、まさにコインベースとかさっきの株式会社bitFlyerとかが当てはまりますけど、ここまではある程度もう揃ってきてる。

その次のフェーズ3と4のところで、インターフェース、よりマスアダプション(大衆向けに)していくための、例えばウォレットの領域だったりですとか、NFTの領域だったり、最後にDApps(分散型アプリケーション)みたいな、実際にブロックチェーンというものを土台にして、アプリというのがもういろんな領域でどんどん出てくるみたいな。

おそらくこの3、4のフェーズに入っているというところがコンセンサスになりつつあるので、もちろんインフラ領域とかでも何かしらに特化したブロックチェーンであったりですとか、DeFiであったりだとか、そういったところももちろんまだ空きはあると思うんですけど。

よりどうやって一般の方がブロックチェーンに触れていくのか、より社会に対してどうやってインパクトを与えていくのかみたいな、そういったところが他のVCとかと話していても、より問われるようなフェーズに入ってきているのかなとは思っていますね。

DApps・GameFi領域で増える起業家たち

石橋:
そういう領域も、足元を見ている起業家の人ってのもかなり増えてきていらっしゃるんですか?

片岡:
実際にDAppsみたいなものを作っている人っていうのは、もちろんドバイに関しても結構増えてきているなっていう印象はあります。

あと日本発の起業家でいうと、よりアプリケーションレイヤーというか、例えばさっき言ったようなGameFiであったりとかNFT領域っていうところだったりですとか、もう少し技術的なところからさらに発展した、よりユーザーに近いところでのブロックチェーン技術を活用したエンタメとかもそうですけど、そういったものも最近増えてきていると思います。

冬の時代でも資金調達は可能──中東・中華系VCの台頭

石橋:
フェーズ3、4とかになってくると、これから本当に本格的にマスアダプションしていくようなフェーズで、僕の勝手な表面的なイメージで言うと、全体的にスタートアップ投資が冬の時代と言われ始めていて。

Web3というトレンドワードも国内では少し落ち着いてきたのかなと思う印象もある中で、これからマスアダプションをしていかないといけないフェーズのスタートアップに、お金ってまだまだ集まるフェーズなのか、実際めちゃ難しくなってきてるみたいなところで言うと、お金の状況ってどんな感じなんでしょうか?

片岡:
結論から言うと、もちろん調達は簡単ではないですけど、多分イメージよりかは可能性はあるかなと正直思ってます。

ただ、ブロックチェーンとかクリプト領域での地政学的な関係もあったりするので、例えば欧米系のクリプトVCなんかですと、結構数年前から投資したりするので、ちょっとトーンダウン気味ではあったりするんですけれども。

それこそ中東地域の新興VCだったりですとか、最近だと中華系のVCだったりですとか、そういったところっていうのは、この時期に新しくファンドレイズをしている。

例えばアブダビのクリプトVCでいうと、1月に1,000億円以上の規模でファンドレイズを発表したようなファンドがあって、実際にその中東地域のインフラレイヤーのブロックチェーンに投資してたりもするんですけど、そういうのが中東だと今まさに始まりつつある。

これは遅れたからこそ、この時期に少し出てきてるっていうのもあると思うんですけど。なので地域によっては、他の地域に比べるとより可能性としては高まるところも実際にあるかなと思います。

ハッカソン・インキュベーションで磨くアイデアと人脈

石橋:
そういうお話を聞いて、ドバイでチャレンジするとか、海外でチャレンジするという文脈、まだまだポテンシャルとかあるのかなと思うんですけど。

お二人として、ないしは福海さんとして、「Web3で起業しろ」みたいなところでお勧めするポイント、グローバルで起業するところの価値とか魅力ってどういうふうに考えていますか?

福海:
若手の起業家でチャレンジするのであれば、まず世の中でどういうハッカソンであったりとか、アクセラレーション、インキュベーションみたいなのが行われるのかをリサーチして、まずはアプライしていってほしいなと思います。

実際に仲良い若手の起業家とかで、そういったイベント、ハッカソン、インキュベーションとかにどんどん受けていって、そこでグラント、報奨金みたいなもので生活コストを稼いだりとか、実際に仲間を集めたりとか。

そういった場にいる、実際の投資家の方もそうですし、エンジニアの方々とディスカッションを経て、自分のアイデアだったりとか考え方がブラッシュアップされていく場もあると思うので。

そういった場にどんどん参加して士気を高めていくっていう側面もあると思うんですけど、どんどん自分のアイデアを洗練していってチャレンジしてほしいなと思いますし、それをやっていくうちに意外と資金調達のハードルって気づけば相対的に下がってるのかなというふうに思います。

石橋:
海外のハッカソンなどにアプライしていくべきってことなんですかね?

福海:
もちろん国内で初期のファンドレイズっていうのができると思うんですけど、せっかくグローバルでチャレンジできる市場であると思うので、機会があればチャレンジしてみてほしいなと思っています。

海外に出るだけで「選択肢が一気に広がる」

石橋:
海外でチャレンジする魅力というか、それこそ番組の視聴者の方で言うと社会人3年目から10年目の方が一番多かったりもする中で、彼らが今海外に行く魅力というかポイントって、福海さん的にどういうふうに解釈していましたか?

福海:
ありきたりな答えにはなっちゃうんですけど、一瞬で視野が広がるですとか、取れる選択肢が非常に増えたなと思ってまして。

我々はドバイを拠点に活動してますけど、ドバイに限らず、ドバイを拠点にしているだけでどこに行くにもハードルがどんどん下がっていったなという気持ちはありますし。

一旦ドバイに出ているという事実だけで声をかけていただく他の海外の投資家の方とか、起業家の方がすごく増えたので、そういった意味で取れる選択肢が一気に広がるなと。

日本だけで基本的には完結してしまいがちだったものが、自分が一歩外に出ることによって、日本がビジネス相手、投資家、採用候補みたいなところだったのが一気に世界に広がるっていう感覚は、日本にいてもできる部分はあると思うんですけど、海外に出るだけで広がるなって思いはやはりあります。

英語力よりマインド──ドバイで学んだ「とにかく喋る」姿勢

石橋:
最後に月並みな質問で申し訳ないんですけど、海外でチャレンジする日本国民の一番心理的な話って英語かと思うんですね。

そもそもお二人で言うと、言葉を選ばずに良い大学入って良い会社に就職して、そういうところで考えると、英語とかもともとできてみたいなところがあるのか、英語ってところに対してどういう風にやってるみたいなところ、最後メッセージをいただいて終えていこうかなと思います。お願いしてもよろしいでしょうか。

福海:
はい、僕は本当に受験英語以来の英語ぐらいの感覚だったので、本当にそんなにペラペラ喋れるほうではないですし、今も猛勉強中みたいな形で、今日もさっき株式会社プログリット(英語コーチングサービス)からLINEが来るみたいな、そういう生活を送ってるんですけど。

ただ海外のイベントに参加したりとか、とにかく喋っていく中で、とりあえず「なんとかなっていく」っていう思いがあったのと、それこそドバイっていう国の特性上、みんな第一言語が英語じゃない人が多いんですね。移民が多いのも含めて、インド系とかパキスタン系の移民が多いんですけど、みんな苦手ながらに英語を使ってる国に自分は行ったので、恥ずかしさとか心理的なハードルがすごく下がって。

下手くそなりにとにかく喋って、ちゃんとネットワーキングしていけるようになったので、どちらかというと、学習法というよりはマインドが大事だなっていうのは、実際に行って9ヶ月ぐらい経ってすごく感じていることです。

石橋:
ありがとうございます。ぜひですね、この番組でFLICKSHOTさんのコンテンツ見ていただいて、少しでも海外でチャレンジっていうことに関心あれば、ないしはWeb3とかドバイってところも関心あれば、概要欄のほうですね、FLICKSHOTさんのホームページも掲載しておりますので、ぜひご相談をしていただければなと思いますし。

英語も含めマインドがすごく重要というのは間違いないかなと思いますので、まずは一歩目を踏み出していただくというところがすごくいいのかなと改めて思いました。お二人とも今回はご出演いただきありがとうございます。

福海&片岡:
ありがとうございました。

石橋:
皆さんも次回の配信でお会いできればと思っております。それでは次回お会いしましょう、さよなら。