【バンダイナムコのCVC!】新しいエンタメ業界を作る投資戦略とは?|スタートアップ投資TV
〇松原 真倫 株式会社バンダイナムコエンターテインメント インベストメントリーダー
株式会社バンダイナムコエンターテインメント HP▶https://www.bandainamcoent.co.jp/ X(Twitter)▶ / bnei876
大手SIerでの事業開発業務を経て、2021年BNE入社。前職では大規模病院向けの業務システム企画営業として、事業企画、商談推進、システム納入まで一貫して担当。BNEでは、出資先とのビズデブをメイン業務としながら、出資業務全般を担当。
バンダイナムコグループの全体像とゲーム事業の位置づけ
石橋:
はい、皆さんこんにちは。スタートアップ投資TV、Gazelle Capitalの石橋です。
今回からはですね、株式会社バンダイナムコエンターテインメント021 Fundのキャピタリストでいらっしゃる松原さんにご出演をいただいておりますので、改めて松原さん今回からよろしくお願いします。
松原:
よろしくお願いします。
石橋:
先ほど事前のお打ち合わせの時にですね、もともと021 Fundにいらっしゃったタイミングからスタートアップ投資TVを見ていただいていたというコメントをいただいて。
松原:
そうなんですよ。お声掛けいただいて「嘘かな?」と思ってしまうぐらい光栄な話で、今日楽しみにしてまいりました。
石橋:
とんでもないです。多分見ていただいている皆さんもよく知っているんですけど、スーパー弱小業界特化型YouTube番組なので。
松原:
いやいやいや、再生数稼げる。いいネタができる。
石橋:
ありがとうございます。
松原:
よろしくお願いします。
バンダイ、ナムコ、そしてエンターテインメント事業の全容
石橋:
全3話でお送りをしてまいりますが、まずはバンダイナムコエンターテインメントさんについてですとか、その中でどういう経緯でコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ができていてとか、どういう狙いがあってみたいなところをいろいろお伺いしていきたいと思っています。
僕もバンダイっていう名前は聞いたことあるし、バンダイナムコってのも聞いたことあるんですけど、どこからどこまで何をやっていてとか、さっきのお話だと、バンダイナムコエンターテインメントという会社とバンダイという別の会社もあるんだとか、結構いろんなことを幅広にやられてらっしゃると思うので、改めてどんな会社でみたいなところとか、どんな取り組みをされているか、ちょっと簡単にご説明いただいてもよろしいですか?
松原:
よくスタートアップの方と面談するときも「バンダイさん」と言われて、全然間違いじゃないんですけども、元々うちの会社はバンダイという会社とナムコという会社が経営統合して生まれた会社になります。
組織形態としては、まずバンダイナムコホールディングスという持株会社がありまして、その下に皆さんがよくご存知のバンダイですとか、ナンジャタウンとか花やしきとか、アミューズメント施設を持っているバンダイナムコアミューズメントというのがあったり、複数のグループ会社があるのですが、その中の1社で我々が所属しているのがバンダイナムコエンターテインメントという会社になります。
そのグループの中でバンダイナムコエンターテインメントはゲーム事業の主幹をしておりまして、スマホゲームであったり家庭用ゲームであったり、そういったところのパブリッシングをメインでやっております。
アイドルマスターとかそういう自社の知的財産(IP)もありまして、アイドルマスターの声優さんのコンサートとかライブとか、そういったものも企画運営をしたりとか。
そういう意味でゲームがメインの事業という形ではあるんですけれども、ゲーム以外の事業領域も新規事業という形でどんどん開拓をしていこうというところで、ライブ事業なんかは大きくなってきています。
パブリッシャーの役割とIPビジネスの仕組み
石橋:
IPが自社であるところはすごくわかりやすかったんですけど、ゲームのパブリッシャーっていうのはどこからどこまでの範囲を指すんですか?
松原:
パブリッシングっていうのはですね、基本的にはその発売をする発売元っていう形になります。
タイトルがしっかり世の中に出るためにプロジェクトマネジメントとかセールスの計画立てたりとか、あとはプロモーションの計画立てたりとか、そういったところの座組みをしっかり作っていくというような会社になります。
パブリッシング会社ではあるんですけれども、開発会社ではないので、開発っていうのは別のゲーム開発会社さんにお願いをしてゲームタイトルを作っていただいて、それを世の中に届けるような仕事をしています。
石橋:
IPも基本的には自社のIPではない限りは、基本的には外部のものをお借りする形ですか?
松原:
そうですね。外部のIPはうちだとONE PIECEとかドラゴンボールとか、そういうタイトルは版権をお借りして、それで世の中に出させていただいているという形です。
石橋:
単純に興味本位なんですけど、ああいうのってパブリッシャーさんが企画し始めるんですか?それともIPを持っている人たちがゲームにしたいからとかっていうところから始まって、そのパブリッシャーを探し始めるものなんですか?
松原:
ここはケースバイケースなんですけれども、基本的にはやはり我々としては常にゲームを作りたい。そのタイトルを編成していくという役割というか、そういうことをやりながらビジネスの計画を立てているので、基本的には良い版権があったらこのゲームを作りたいとか、このゲームをどうやったら面白い形でIPと親和性のある形でまとめて世の中に出せるかっていうのを我々の方で考えたり、版権元さんとお話しをしながらそれを作っていきます。
もちろん出せる出せないというのは権利関係とか交渉の中ではあるんですけど、プロダクションには私はいないので詳細はわからない点もあるんですけど、基本的には我々からご提案をして、版権元さんと「やれるね」っていうような握りができた時に計画が進んでいくというような形になります。
グループ横断のCVC機能として始動
石橋:
今回メインはもちろんCVCの021 Fundの話になっていくんですけど、さっき組織体系でお話いただいたようにホールディングスがあって、いろんな他の各社さんがある中で、今ってCVC機能っていうのはバンダイナムコエンターテインメントだけになるんですか?
松原:
そうですね、グループの中ではうちのバンダイナムコエンターテインメントだけになっておりまして。
ただ先ほど冒頭に申し上げた通り「バンダイですよね?」みたいな、「全部を見れますよね」とかっていうご想定でお話いただくこともあって、我々そういうこれまでのスタートアップの方と話してた経緯もあったので。
今回グループでも横断的に、例えばバンダイと親和性の高い案件だったり、アミューズメントと親和性の高い案件っていうのも、それぞれの会社と連携しながらいいものがあればうちから出資をしたり、またそのグループ会社におつなぎしたり、そういう形で我々のゲーム領域とかライブとかそういったところにとらわれない、グループ全体で投資の果実を取っていくという、そういうことを今年度から特に一緒にしてやっていこうという話になっています。
石橋:
本当にバンダイグループって言ったらいいのか分からないですけど、入り口になってるみたいな感じなんですね。
松原:
そうですね。スタートアップ様とお話しするときは、まず最初に我々が立っていくような、そういう役割を担っていけるといいよねと、グループの中でも今そういう役割をどんどん担っていく準備をしているというところです。
デジタル変革への危機感から生まれた30億円ファンド
石橋:
ありがとうございます。ちなみにどういう経緯でその中で言うと始められたんですか?しかもバンダイナムコエンターテインメントさんのところから始まっているというのはどういう背景だったんですか?
松原:
そうですね、これは1つはやっぱり事業特性というのもあると思うんですけども、やっぱりデジタルの領域は非常に技術革新であったりとか、新しいゲームエンジンが出たとか、そういったことによって業界そのもののゲーム構造が変わるみたいな。
石橋:
ソーシャルゲームとかまさにですよね。
松原:
そうなんですよ。本当に今まで飯食ってきたタネっていうのがある日突然コモディティになっちゃう。
そういうところもあって、我々としてはそこの変化の兆しであったり、技術が出てきた時にそれをいかに早く特性を理解して自社の強みに取り込んでいくかみたいなところがやっぱり課題だよねって話になっていまして。
デジタル事業を営んでいる我々として、その変化の激しいところで生き残っていくために、スタートアップさんから知見をお借りするとか、スタートアップさんと一緒に新しい事業領域を作っていくっていう、そういうところの意識がグループの中で非常に高かったというのがあります。
ファンドができる前からスタートアップ投資っていうのは、TOP to TOPで案件の紹介があったりとか、そういったところをきっかけに少しやっていたんですけれども、スタートアップの方からいただく情報だったりアイデアっていうところで経営も刺激を受けた部分もあって、これは組織的にやっていった方がいいんじゃないかっていうところで、021 Fundっていう枠組みを作って、世の中にも名前を出しながら今投資をしているっていう形です。
投資規模は年10億円×3年、シリーズA・B中心に展開
石橋:
ありがとうございます。ちなみにいつぐらいから始められていて、ファンドってお名前なので、形式であるとどのぐらいの規模でやっていらっしゃる感じなんですか?
松原:
組成したのは2022年の4月になります。
石橋:
現時点から1年半前ぐらいになりますね。
松原:
形式としましては、エンティティをファンドとして組んでいるという形ではなくて、経営企画部という部署の中にチームを作って、そこで投資予算枠というのを決裁で取っていただいて、その投資枠を元に出資をしていくという形になります。
ただ、投資の決裁は021 Fundができる前は全て取締役会の決裁がある形だったんですけれども、それを投資委員会に、ある一定の金額枠だと権限移譲して、投資委員会決裁、取締役会報告、そういう形でクイックに投資ができるような仕組みを作ったという形です。
石橋:
規模感は非公開なんでしたっけ?
松原:
公開してまして、1年10億円×3年。
石橋:
まずは30億円を3年間でやっていこうと。
松原:
ですね。
石橋:
1年10億円というところが目安になってくると、大体いつもどのぐらいのラウンドのスタートアップの方が多くて、どのぐらい1社あたりまずは投資していこうみたいなイメージになってくるんですか?
松原:
基本的には全てのステージを見ていきたいと思うので、ステージで特に縛るってことは今のところしてないんですけれども、我々としてもまだまだ目利き力っていうところで、投資委員とかも初めて聞くような領域のシードのスタートアップの方を紹介するってなかなかハードルが高いところもあって。
基本的にはある程度プロダクトができている、そこの結果とかポテンシャルがある程度我々、門外漢でも理解できるくらいのステージにあるスタートアップさんだと、やっぱり進めやすいというところがあって、シリーズでいうとAとかBですかね、そのあたりのスタートアップさんとお話しすることが多いかなと思います。
石橋:
だいたい金額でいうとどのくらいの規模が平均的に多いですか?
松原:
そうですね、ならすと1億円くらいです。
石橋:
大きいですね。
松原:
ただ小規模に出資するというのも1億円未満の案件もあるんですけども、特に今は海外に出資するとやっぱり為替もあってですね、チケットサイズというか下限がやっぱり高くなってしまうので。
石橋:
規模がそもそも大きいですもんね。
松原:
なので50万ドルとか言われると、それだけでも1億円に限りなく近いですし。
石橋:
確かに。
松原:
「50万ドルでもギリギリですよ」みたいな話の中で、やってもそれで上限が上がっていくような形で。今特に海外のスタートアップさんとお話しする機会も多いっていうところもあって、そういう意味ではそこの下限値が上がってきてるってところは、情勢にもよるんですけれども、高くなってきてるかなと思います。
石橋:
理解です。国内もやってるし国外もやってて、基本的にはCVCさんでエンタメ領域に帰するところっていうのがフォーカスっていうイメージであっていますか?
松原:
そうですね。基本的には新しいエンタメ事業を作るっていうところと、あともう一つが既存事業の強化、あとは既存事業での協業というところを、大きく3つが一番大きな出資の柱になっています。
海外と国内っていうのも、我々が今注目しているテーマに沿って話していくと、これはまだ海外が強いなとかですね、スタートアップさん日本でも出てきてるなとかっていうので、テーマごとにも話をするスタートアップさんの属性が変わってくるかなっていうのはあるんですけど。
ガンダムメタバースで実現したWeb3.0スタートアップとの協業
石橋:
第3話の方で日本と世界の比較をしていただきながら、日本のエンタメ産業はどうなんだっていろいろと伺っていければと思ってはいるんですけど、投資をされた後の支援のあり方とかって、例えばこんなところに投資をしていて、そことはこんな感じで組んでるとか、こういう支援してるみたいなのが、実例ベースで支援のあり方とかをご共有いただければいいと思うんですけど、いかがでしょうか?
松原:
これは私が担当していた案件になるんですけれども、まず1つがGaudiyという会社さんがいまして、Web3.0領域でのファンコミュニティプラットフォーム事業というのを展開されている会社さんになります。
Gaudiyさんとはですね、今日ちょうど収録日にプレスリリースが出てるんですが、ガンダムのメタバースっていうのを我々作っておりまして、そのガンダムのメタバースってやっぱり新しいファンの方と我々の会社の繋がりであったり、ファン同士の繋がりを作っていきたいっていう狙いもあって。
これまでの我々が作ってきたファンとの関係性、ファンの方たちとの繋がりっていうところをよりバージョンアップするために、スタートアップの方の力をお借りできないかというので探していたときに出会ったのが、Gaudiyの石川CEOでした。
石川さんと投資委員との面談とかも当然出資前にやるんですけども、かなりグサッとうちのトップ層に刺していただきまして、「コイツはすごいぞ」と、「どういうふうに組んでいこうか?」みたいな話をして、出資時にほぼ決まっていたのが、ガンダムメタバースの技術顧問みたいな、そういう立場で「石川さんに入っていただけないか」っていうお話になりました。
技術顧問というのは、最初はミーティングをしていって定期的に我々にフィードバックするというところから始まったんですけれども、これはもう石川さんに肩書きも持っていただいて、メタバースの新しい取り組みのイメージになっていただけるように、技術顧問になっていただこうというので、リリースもGaudiyさんにうっていただいて。今はそのお立場でプロジェクトに関わっていただいてます。
そういう意味では、我々も「この新しい事業やりたいんだけど、どうしたらいいんだろう」みたいなところで、積極的に力が借りられるなっていうふうに思った方にはですね、それぐらい会社としてもある種オーソライズされた立場を持っていただいて、その方に我々のプロジェクトの世の中への発信というのも一部を担っていただくような役割っていうのを作っていくってこともやってます。
そこは事業部におつなぎするまでのところだったり、トップとスタートアップの方々との対話の機会とか作るのはこのファンドチームの方でやるんですけれども、そこがガツッと組み合わさった時は、かなり経営層と直で話していただいたり、担当で事業のリーダーになっているメンバーとかと直につながっていただいて、プロジェクトを動かすというようなことが、Gaudiyさんとは今うまく進んでいます。
AIモーション技術で広がるメタバース表現の可能性
石橋:
ありがとうございます。先ほど国内と国外というところもキーワードとして挙がっていらっしゃったので、国外だとこういうところで、こういう領域に最近投資しているみたいなところって、松原さんがご担当をされているとかっていうのはあるんですか?
松原:
そうですね。私の案件ですとDEEP MOTIONという会社ですね。
こちらはAIのテクノロジーのスタートアップなんですけれども、私が最初に彼らのプロダクト見て面白いなと思ったのが、一応全身が映っているとか、背景が綺麗に見えるようになっているとか、ちょっと条件はあるんですけれども、そんなに厳しくない条件の動画を撮影して、彼らのウェブ上にあるプラットフォームにアップロードすると、その僕の2次元の動画っていうのが3Dモーションデータになって出力されてくるっていうサービスです。
3Dモーションデータって言うと、パッとイメージしにくいかと思うんですけど、棒人間みたいなデータで、僕の動きがかなり再現性高くトレースされて出てくると。
面白いのが、そのデータを例えばROBLOXのアバターに重ねたりとか、彼らの作っているサービスではない連携先のサービスのアバターにも載せることができるみたいなので。
そういうモーションデータっていうのが出てきて、この後よりメタバースの市場っていうのが大きくなってきたときに、今だといろんなメタバースサービスでエモートみたいなキャラクターの動きで感情とかを表現するってあると思うんですけど、それはデフォルトの表現方法じゃなくて、実際の自分の動きでそのメタバース上で動きを再現できるみたいなですね、そういったサービスっていうのを実現しようと、実際に一部もうすでに使えるような状態になっています。
そこは我々として、メタバースの文脈であったり、モーションデータってやっぱりいろんなところで使えるので、うちだと例えばライブ配信でキャラクターが動きながらライブでいろんな情報を伝えたりとか、音楽で表現をしたりとかあるんですけれども。
そういったところは今は演者さんがいて、非常に細かい動きで、そこはもう「確かにこの人じゃなきゃできない」みたいな、そういうところはあるんですけれども。そうではなくて、違う表現手段で、例えば簡易的に取ったデータを使って、我々の配信の事業であったりとか、キャラクターを使ったサービスというところにも使えるのかもな、みたいなところもあって。
そこはまだ実験段階ではあるんですけれども、もしそうなっていく可能性があるのであればというので、先を見越して注目できる技術だなと思って出資したというところがあります。
次回予告:キャピタリスト松原氏のキャリアに迫る
石橋:
ありがとうございます。第1話では、まさにバンダイナムコエンターテインメントさんのお話というか、どういうふうな背景でCVCが始まっている、どういう狙いでやっているかお伺いしてまいりましたが、そもそも今お話いただいている「松原さんって誰?」、みたいな話は…
松原:
いや一番そうですね。気になるというか「誰やねん?」という。
石橋:
そもそもどんな人が今そういうエンタメ領域で投資判断をしていて、どういうサポートをしてらっしゃるのか、その担当者の人とかどういう人たちがやってるのか、すごく重要な話だと思うので、第2話の方でまた深くお伺いしていきたいと思っておりますので、改めてよろしくお願いします。
松原:
よろしくお願いします。
石橋:
皆さんも最後までご視聴いただきましてありがとうございます。第2話では松原さんの自己紹介もいただきますので、全3話にわたって配信しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
実は〇〇だった!異色の経歴をもつ松原さんがバンダイナムコのCVCになった理由|スタートアップ投資TV
研究者への憧れと、3年で気づいた「飽きっぽさ」
石橋:
はい、皆さんこんにちは。スタートアップ投資TV、Gazelle Capitalの石橋です。
今回も、前回に引き続きまして、株式会社バンダイナムコエンターテインメントの021 Fundのキャピタリストでいらっしゃる松原さんにご出演をいただいておりますので、今回もよろしくお願いいたします。
松原:
よろしくお願いします。
石橋:
改めて伺っていければと思うんですけれども、ファーストキャリアというか、今はもちろん事業会社さんの中でベンチャーキャピタル(VC)をやっていらっしゃるということは、学生時代金融系のことをやってたのかやってなかったのかでいうと、どんな形だったんですか?
松原:
全く興味もなくて、最初は研究キャリアからスタートしました。聞いたことない方が多いと思うんですけど、日本学術振興会という独立行政法人がありまして、そこの特別研究員というポストがあって、研究職を目指している人たちはそこに目標をあてて応募していく方が多いんですけれども、日本学術振興会のポジションというのに私も応募をしまして。
石橋:
それが新卒みたいなタイミングになるんですか?
松原:
タイミングは修士のタイミングで応募して、博士1年目から任用されるような、そういうポジションになります。
その修士で研究していたのが、実は自治体の研究をしていて、どういう自治体がちゃんとこの少子化の時代に存続していくのか、あるいは税収を維持していけるのかとか、財政のパフォーマンスを上げていけるのかみたいな研究をしておりました。
なぜそれを選んだかというと、もうちょっと深く考えればよかったんですけど、両親が研究者っていうのもあって、「自由に楽しそうにやってるな」みたいな、そこへの憧れっていうのもあって。
最初の登竜門みたいなポストだったっていうのもあって、そこに応募して3年間の任期付きで特別研究員として研究をして、研究計画とか研究報告をしてみたいなことをやっていました。
石橋:
まさにその研究者としての入り口として、みたいなお話がありましたけど、結果研究者にはならなかった?
松原:
ならなかったんですよね。「なってたらいねえだろ」みたいな話なんですけど。
石橋:
3年経たれて、次は研究者にならずにどうされたんですか?
松原:
研究する人って、1つのテーマにのめり込んでガッツリ深く入り込んで、新しい知見を世の中に出していくっていうところだと思うんですけど、これ最初に気づいてればよかったんですけど、飽きっぽかったんですよね。
1つの自治体で博士論文を1本書くぐらい、それぐらい入り込む方が多いですし、自治体の数はめちゃくちゃ多いけど、研究の軸としては1本のテーマでやっていくとか、基本的にはその軸がないと博士論文って書けないし、研究自体進められないんですけど、結構いろんなところに目移りしちゃって。
そこで新しいものに着目をして、新しい変化を自分の中で世の中に発信していきたいみたいなのがあったんですけど、やっぱり新しい動向とかって研究にまとめるにはデータが少なすぎたりとか、新しいことを世の中に早く出そうと思っても、論文としてまとめて審査を通って出すまでに1年とかかかったりとか。
そういうのがあって、自分の新しいものとかそういったものに対する知的好奇心とか、それを世の中に伝えたいみたいな気持ちをより生かして仕事をしていくっていうのを考えた時に、「今このタイミングで研究者じゃないな」っていうふうに思ったんですよ。
人口7,000人の自治体職員に
松原:
ただ、じゃあビジネスかっていうと、その時もう26か27歳ぐらいだったんですけど、ビジネスの素養ないので。
石橋:
研究畑だったんですもんね。
松原:
そうなんですよね。だから、統計とかできるけど、こんな厳密な統計ってビジネスで役に立つのかなみたいなところもあって。
今だとデータアナリストとかビジネスの領域で採用されたりしてるんですけど、僕の頃は採用されてたのは理系の博士号を持ってる方だったりとかして、ちょっとそれも中途半端だなっていうのがあって。
僕が今新しいことで世の中に変化を起こしていくっていうのだったら、「現場行くしかないな」と思って、自分のバックグラウンドが自治体研究とか調査っていうのにあったので、自治体職員になろうと思ったんです。
石橋:
さらにドメスティックなところに。
松原:
そうなんです。狭いところに、「どこ行くのこの人?」みたいな感じなんですけど。
石橋:
結果、どこに赴任されたんですか?
松原:
島根県にある人口約7,000人の自治体で、僕の名前で検索するとその自治体の話が出てくるので、もし興味ある方がいたらちょっと調べていただければという感じなんですけど。
その町で外部人材を登用して町長の政策の立案なり実行っていうのを補佐するみたいなポジションの募集があって。
ちょうどその自治体、僕の友人がコンサル的に入って支援してたっていうのもあって、ここしかないだろうと。
ほんと縁もゆかりもない東京都育ちの研究者くずれとして、自治体に行って。すごく温かく迎えていただいて、そこで3年ちょっと職員として自治体の課題解決みたいなところをやらせていただきました。
石橋:
逆にいつ東京都には戻ってたんですか?エンタメともまだ違うし。
松原:
ビジネスですらないっていう。
松原:
確かに。
松原:
東京都に戻ったタイミングっていうのが、島根にいる時に関東圏に住んでた方と結婚しまして。
島根で暮らしてたんですけれども、島根の環境で子育てだったりとか、今後のキャリアみたいなところも考えた時に、「岐路に来たな」という。
このまま土日に牛の世話をする牧場手伝いみたいなのをやっていくか。牧場手伝い以外のいろんなキャリアの広がりっていうのも島根でもあったんですけど、自分のキャリアは変なところあるんですけれども、こういう掛け算でもうちょっと違うステージで活躍もできるんじゃないかなっていう思いもあったので。
また新しいところで1からやってみたらどうだろうっていうふうに思ってですね、家族とも相談をして、東京の会社を受けてみようというので、僕の変なキャリアで職務経歴書をまとめまして。
「どこが取ってくれるんだ?」みたいな感じだったんですけれども、1社大手のSlerに島根から応募したら採用していただきまして、それを機に東京で最初のビジネスのキャリアをスタートしました。
事業開発からCVCへ、2021年にバンダイナムコ入社
石橋:
そこの経験を経て、いつからバンダイナムコさんにはいらっしゃるんですか?
松原:
バンダイナムコは2021年3月に入社をしました。前のSIerでは事業開発をやっていて、それもまた全然違うんですけど、ヘルスケア領域の事業開発っていうので。
石橋:
全然違う。
松原:
全然違うんですよ。見ていただいている方の参考にならないっていうところであるかもしれないんですけど。
ただ逆に言うと、多様なキャリアを歩んでいる中でも、そのCVCの業務っていうところに関わって、継続的に出資業務を続けていけているというところもあるので、そういう意味では、「そういう例もあるんだ」と聞いていただけると、ちょっと役に立つかなと。
石橋:
ちなみにバンダイナムコさんに来ることになったきっかけというか、決め手みたいなのは何だったんですか?
松原:
「新しい領域で常に何かやりたい」みたいなサイクルが、今まで3年ごとに何か来るんですよね。
石橋:
少し飽きっぽいところがあるんですね。
松原:
そのサイクルの中で、前の会社から転職を考えるタイミングがあって、その時に僕のキャリアとして推せたものが事業開発だったんですよね。
その事業開発で新しい仕事のチャレンジを見ていった時に求人が出ていたのが、今のバンダイナムコエンターテインメントで。
そのスタートアップ投資と、そこでのスタートアップとの協業推進、そういう枠があって、本当にもうそれ見た瞬間に「第一志望だ」と思って。応募して取っていただいた形でしたね。
石橋:
約1年半経たれていらっしゃる中で…
松原:
僕が入ったのは21年なので、2年経って2年半ぐらいかな。
石橋:
そろそろ3年経つとはいえど…
「3年の壁」を超えた、CVCという仕事の魅力
松原:
そうなんですよ。それで周りの方も僕のキャリア知ってるので、「3年後どうすんだ?」みたいな感じでざわついてるんですけど。
これもまたいろんなキャリア経験したものとして言えるのが、スタートアップの方々との関わりって刺激がすごいんですよ。
かつCVCなので、うちの経営層ともですね、投資案件という形でディスカッションができたりとか。
5年後10年後のうちの会社の事業っていうのを見据えて、「じゃあ今何する」みたいな話を仕事として日常的に考えて、かつトップまで登りつめるような方々とディスカッションができると。
それをまた全然違うキャリアで一流のところまで力を伸ばしているスタートアップの方々とも対話できるみたいな仕事って、「本当に世の中ないな」っていうので、その3年の壁をぶち抜けそうっていうのが今あります。
それぐらい特別なCVCであったり、スタートアップ投資ってすごく魅力的な仕事だなと思っています。
石橋:
ありがとうございます。最後めちゃめちゃ謎に綺麗にまとまってましたけど、今バンダイナムコさんのCVC部門は人は募集してるんですか?
松原:
どういう形で採用出てるかは分からないんですけれども、新しい人に来てもらいたいなっていう状態ではありますので。
石橋:
承知いたしました。採用ページみたいなのがあるんですかね?
松原:
採用ページもありますし、もしかしたらそのクローズドな案件としてエージェントさんとかに出しているかもしれないという感じではあるんですけど、「仲間はいたらいいな」という話はつもしています。
石橋:
おそらく概要欄のほうにですね、採用ページないしはお問い合わせフォームを記載させていただいておりますので、今日のお話を聞いていただいて、もしご関心がある方みたいなところは、もちろん起業家の方であれば普通にお問い合わせして、普通に投資検討のご面談というところだと思うんですけれども、場合によってはそういうところで働きたいみたいな方もいらっしゃるのかなと思いますので、ぜひお気軽にお問い合わせをいただいてみていただければなと思っております。
多様なキャリアこそ、CVCで活きる
松原:
僕の今日の話したら、めちゃくちゃ多様なキャリアの方が集まりそうですよね。
確かに僕みたいなキャリアも十分居場所としてパフォーマンスを上げられるように組織の中でうまく使っていただいているので、いろいろ懐の深い会社で面白い仕事ができるんじゃないかと思います。
石橋:
ありがとうございます。第3話ではですね、ガラッと変わりまして、先ほど第1話でも触れましたけれども、エンターテイメント産業に投資をされていらっしゃると思うので、「日本のエンターテイメントスタートアップって世界に勝てるのか?」という話を、横比較をしていただきながら、実際こうだよな、ああだよねみたいなところでご意見いただければと思っておりますので、また次回もよろしくお願いします。
松原:
お願いします。
【エンタメとWeb3.0】海外投資に精通する松原さんが日本のエンタメ業界に投資する理由とは|スタートアップ投資TV
海外投資比率が高まる理由は「母数の違い」
石橋:
はい、皆さんこんにちは。スタートアップ投資TV、Gazelle Capitalの石橋です。
今回も、前回に引き続きまして、株式会社バンダイナムコエンターテインメントの021 Fundのキャピタリストをしていらっしゃる松原さんにご出演をいただいておりますので、松原さん今回もよろしくお願いいたします。
松原:
お願いします。
石橋:
今回は第3話ということで、第1話ではそもそもバンダイナムコエンターテインメントさんのお話とか、CVCどんな感じでやっているとか、第2話ではだいぶ変わった松原さんの過去のご経歴のお話も伺ってまいりました。
バンダイナムコさんの021 Fundがエンターテインメント領域に積極的に投資されているということで、国外、国内でも投資されているのであれば、国内のエンターテインメント領域のスタートアップ、日本が徐々に沈みゆくなかで外貨を稼いでいくためにIPの話とかでよく出てくるような気もしますし、「エンタメスタートアップって日本でどうなんだっけ?」みたいなところをいろいろなご意見をいただいていければなと思います。
そもそも論で言うと、海外系のスタートアップの方が投資先が多いような所感を感じてまして、なかなか松原さん目線でも日本のエンタメスタートアップでイケてるところって少ないんですかね?
松原:
そうですよね。ポートフォリオだけ見ると海外の比率が直近だと増えてるってところもあって、スタートアップさんからも「日本のスタートアップも見ないんですか?」って言われちゃうこともあるんですけど、全くそんなことなくてですね。
単純に海外の会社と日本の会社の母数がそもそも違うので、同じ領域で見てたとしても、例えば人工知能(AI)で10社会うってなると、やっぱり日本の会社の割合って当然1社とか2社とか、そういうような形になるので、特にこの海外に軸足を置いてるっていうよりかは、もう本当に母数でさらってみた時に会社の数の比率の違いっていうのが徐々に反映されてきてるかなと思います。
石橋:
なるほどですね。必ずしも日本のエンタメスタートアップも「ポテンシャルがあるところもあるのかな?」と思いつつ、僕自身が普段Gazelle Capitalってファンド自体が既存産業×インターネットというテーマで投資しているので、限りなくエンタメから遠いところにいるんですけど。
「外貨を稼いでいかないといけない」って話はよく耳にするなと思うなか、エンタメ領域であれば日本から海外目指すならこういうセグメントとか、こういう領域がいいんじゃなかろうか、というところを021 Fundさんとしても投資支援して探しています、みたいなところ、注目領域ってあられるんですか?
注目領域はIP活用×AI、ファン体験を革新する技術
松原:
もちろん注目領域っていうのは日々ブラッシュアップ、アップデートしながらチームで作っていってるところなんですけれども、我々としてはIPを活用する、あとはゲームを作っていく、あとはファンのコミュニティを作っていく、我々の事業のポートフォリオで中核をなすものがありますので、それぞれのものと掛け算になったときに、今までにないような体験を一緒に作れるとかですね、ファンの期待を超えられる、そういう見通しが作れるような会社さんというのを探しております。
その中で今注目されるのがAIであったり、AIもChatGPTとか特定のものというよりは、例えばゲーム制作の改善ができるようなサービスとかすごいたくさんあるんですよね。
我々としてはファン体験とかそういったところに直結するような、AIの技術を持っていたりサービスを展開されているような会社さんを注目しているというところですね。
石橋:
そういう領域とかセグメントで、国内だけじゃなくて海外を見ていくと、結果的に投資先のポートフォリオが海外にも寄っていく、要はフラットにどこの国でもポテンシャルがあるみたいな話になるかもしれないんですけど、日本から目指すのであれば、こういう背景があるから日本からだとこれが世界の類似スタートアップに比べても勝ち得るというか、ポテンシャルがより日本だからこそあるみたいな領域ってエンタメってあるんですか?
日本だからこその強みは「既存エンタメ企業との連携」
松原:
僕らもそういう要素があるのかなと思って日々チームでも考えてたりするんですけれども、1人のキャピタリストとしての感触で言うと、あんまりないなと思っています。
それは言語化する形では結構難しくて、前提としてエンタメってめちゃくちゃグローバル化してますよね。
僕らもNetflixを見るし、ゲームはもう海外のパブリッシャーだったりスタジオが作ったものを普通にやっているところがあって、そもそものエンタメの感度とか感覚っていうのがグローバルでかなり標準化してきてるっていうのがあるので。
地域特性とかっていうところは文化的な背景とかがあるので効いてくる部分はあるとは思うんですけども、日本が特にエンタメ分野でスタートアップの方が強みを発揮し得る部分っていうのがどこかに集まっているかというと、そうではないんじゃないかなっていうのが今のところの感覚ではあります。
石橋:
なるほどですね。日本に一定数マーケットはあるとはいえ、世界を狙っていかないとエンタメスタートアップとしてはやっぱり魅力が半減してあんまり規模出ないよね、みたいな話なのかな。なんだかんだ日本だけ狙ってても結構規模って出るものなんですか?
松原:
そこは日本でうまくパッケージが作れれば海外で展開できる可能性っていうのは絶対あると思っていて、日本のスタートアップの方がエンタメ領域で強みを持っている部分って、何かこの領域でこういう力が評価されやすいっていうのではなくて、単純に日本って良いエンタメ会社がありますよね。
ゲーム会社にしても、TOYとかを作る会社にしても、ある程度世界で受け入れられる商品を作る会社さんっていうのがちゃんとあるので。
かつ、その会社さんたちって日本のサブカルチャーだったりとか、日本で培われてきたこれまでのエンタメ文化っていうのをバックグラウンドにしているので、日本語で何かを考えたりモノ作りをしていくっていうのがやっぱり強い会社さんなので、そういう強みを持った会社さんと日本語でコミュニケーションして何か新しいものを生み出せるっていうのが、海外のスタートアップにはない強みだなぁと思ってますね。
日本発で日本の既存のエンタメ企業と組んで世界に刺せる商品とかサービスっていうのを作っていくっていうのは、十分に可能性があるんじゃないかなと思っています。
石橋:
なるほどですね。逆に言うと、本当の意味でフラットに行くと日本だからこその強みってもしかしたらないかもしれないけど、日本の成熟してるエンターテインメント会社さんと一緒に何かあるのであれば、「日本からやる強みっていうのはあるかもな」って感じなんですね。
松原:
やっぱり我々としても海外の会社さんで海外の知見なり、そこで培われているものを取り込みたいっていうのはもちろんあるんですけど、やっぱり「日本の会社さんとやりたい」っていうのもやっぱりあるんですよね。
日本で新しいものを生み出そうとされている方っていうのだけで、「もっとメンタル的にグローバルにならなきゃ」というのは思いつつも、やっぱりそういう方とやりたいという気持ちも強くあります。
Web3.0は「エンタメの基盤技術になる」と確信
石橋:
ありがとうございます。Gaudiyさんを第1話の方で投資事例としても挙げていらっしゃって、領域としてはいわゆるWeb3.0系とかあっちの話が近いのかなと思うんですけど。最近、僕らのYouTubeをメディアでやらせていただいているので検索ボリュームとか見ていくと、昨年Web3.0はめちゃくちゃ検索ボリュームが伸びていて、特定のWeb3.0の僕らのYouTubeのコンテンツも再生数がよく回ってたんですけど、今年だだ止まりしたんですよ。
世間からのマクロな関心が冷え込んだんだろうなっていうのは、メディアのアナリティクスを見ていると感じるところでもありますし、VCとしても体感も一定数はあるんですけど。
松原さんから見て日本のWeb3.0業界って今後まだまだ可能性があるのか、これ見ていらっしゃる方の中でもこれから起業されようとしていて、エンタメ系がやっぱり好きで、「Web3.0かな」と思われている方もいらっしゃる中で。もちろんGaudiyさんも規模は大きいところになってますけど、そういうところにも投資されていらっしゃる中で、日本のWeb3.0界隈はまだまだ可能性とか余白ってあるんですか?
松原:
ここはやっぱりキャピタリストごとでもスタンスは分かれるところだと思います。私は「かなり来る」と思っておりまして、ブロックチェーンっていうものがいろんなエンタメ体験を考えていくときに、メタバースにしてもそうなんですけれども、デジタル空間で過ごす時間、そこに接続して何かをする時間って伸びてくと思うんですよね。
そうなった時に、デジタル上で何かものを保有するであったり、デジタル上の生活なり動きの記録をつけていくっていう意味で、ブロックチェーン技術ってすごく有用だと思っています。
その感覚って、なかなかオープンにいろんなエンタメ会社さんが発表されてたりしないんですけれども、我々が投資検討しているような会社さんで、本当に皆さんが絶対に知っているような海外のグローバルなエンタメ事業に展開している会社さんの出資担当とかとお話しするんですけど、「ブロックチェーンはエンタメの基盤技術になる」と言い切っている方もいて。
もちろん別の立場の方もいらっしゃるんですけど、「この会社のこの人が言うんだ」みたいに、そこまで言い切られていることにびっくりすることもありますし、逆に僕らの立場としては1キャピタリストとして「可能性があるな」と思ってやってきているところもあるので、それが裏付けられてよかったなと思っています。
立場はこの会社とか、このVCっていうので見解がまとまるってあんまないだろうなと思っていて、それぞれのキャピタリストの考えがあり、来るという仮説を強く持っている方は一定数いるのかなと思っていますね。
エンタメスタートアップは0 to 1 Fundへ問い合わせを
石橋:
それこそWeb3.0であれ、広くエンタメコンテンツとかエンタメ産業で何かやりたいときは、松原さんであるとかバンダイナムコエンターテイメントさんに問い合わせをしてみるのが一番良さそうですね。
松原:
ありがとうございます。
石橋:
ちなみに問い合わせをするならどこの窓口からが一番、投資検討であれば良さそうですか?
松原:
うちの021 Fundのホームページがありまして、そこのフォームに情報を入力していただけると全てのキャピタリストに届くという形になりますので、ぜひそこに情報を投げていただけると。
必ず返信できるかはわからないんですが、必ず目は通させていただきますので、もしご関心がある方はぜひ。
石橋:
そもそもVCさんでもエンタメにめちゃめちゃ力を入れているところはまだまだ少ないようにも思いますし、幅広く見てくださる方も限られているのかなと思いますので、エンタメ産業で起業を志しているとか関心がある方は、この概要欄の方からですね、そのURLからぜひご関心を持ってお問い合わせをしてみていただけると良いのかなと思っております。
それでは松原さん、全3回にわたりましてご出演ありがとうございました。
松原:
ありがとうございました。
